レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年10月28日
- 登録日時
- 2016/03/20 09:23
- 更新日時
- 2016/03/20 09:34
- 管理番号
- 千県西-2016-2
- 質問
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解決
生花早満奈飛(いけばなはやまなび)が読みたい。注釈や解説も見たい。
- 回答
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『日本大百科全書 2巻』(小学館 1995) p184「生花早満奈飛」の項によると、『生花早満奈飛』は天保六年(1835)から嘉永四年(1851)に刊行され10編からなる生花一般の初心者向きの入門手引書。「生花早学」とも書く。
『いけばな総合大事典』(主婦の友社 1980)p115「生花早満奈飛」の項によれば、「いけばなにかぎらず、多くの入門書が、「早学」と題して流派にこだわらず手軽に刊行され、世にむかえられた時代をあらわす著作」とされる。
■版本(和装本)の2,5,7,9編が千葉県立中央図書館にあり。取り寄せて提供した。
【資料1】『生花早満奈飛 2編』(〔鷄鳴舎暁鐘成編輯〕 伊丹屋善兵衛 1842(天保13))
【資料2】『生花早満奈飛 5編』(〔鷄鳴舎暁鐘成編輯〕 伊丹屋善兵衛 1835(天保6))
【資料3】『生花早満奈飛 7編』(鷄鳴舎暁鐘成編輯 伊丹屋善兵衛 1851(嘉永4))
【資料4】『生花早満奈飛 9編』(鷄鳴舎暁鐘成編輯 伊丹屋善兵衛 1851(嘉永4))
全10冊は国立国会図書館古典籍資料室に所蔵がある。
『生花早満奈飛 10巻』(鶏鳴舎暁鐘成編 伊丹屋善兵衛 天保5 嘉永4[1834-1851])
また、7編に関しては国立国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されている。
『生花早満奈飛 7編』([鶏鳴舎暁鐘成] [編] 嘉永1 [1848]序)
インターネット公開(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2536947)
■注釈・解説については、次の資料を広島県立図書館から借受し、館内閲覧で提供。
【資料5】『注釈 生花早満奈飛』(北條明直解説 楡書房 1977)
※『生花早満奈飛』全10編(復刻和装本)の別冊。
一編から十編まで本文と図の注を活字翻刻してある(図はない)。
p13-18「生花早満奈飛総目録」として目次あり。p273-287注釈(語釈)。
なお、このほかに次の資料が存在する。
『生花早満奈飛』(蒼原社 1982)
活字翻刻。図版も収録。注釈なし。
(インターネットの最終アクセス:2016年1月28日)
- 回答プロセス
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・当館蔵書検索の後、NDLサーチ(http://iss.ndl.go.jp/)で検索した。
・『国書総目録 第1巻』(岩波書店 1989)p163「生花早満奈飛」の項を見ると、版本の情報はあるが、活字翻刻本についての情報なし。
・「日本の古本屋」(https://www.kosho.or.jp/)では、和装本、楡書房の復刻版、蒼原社(昭57年刊)の出品の情報を見ることができた。蒼原社の本はNDLサーチでヒットなし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 花道[華道] (793 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『生花早満奈飛 2編』(〔鷄鳴舎暁鐘成編輯〕 伊丹屋善兵衛 1842(天保13))中央図書館<W5-3-3 /78>(9105153253)
- 【資料2】『生花早満奈飛 5編』(〔鷄鳴舎暁鐘成編輯〕 伊丹屋善兵衛 1835(天保6))中央図書館<W5-3-3 /79>(9105153262)
- 【資料3】『生花早満奈飛 7編』(鷄鳴舎暁鐘成編輯 伊丹屋善兵衛 1851(嘉永4))中央図書館<W5-3-3 /80>(9105153271)
- 【資料4】『生花早満奈飛 9編』(鷄鳴舎暁鐘成編輯 伊丹屋善兵衛 1851(嘉永4))中央図書館<W5-3-3 /81>(9105153280)
- 【資料5】『注釈 生花早満奈飛』(北條明直解説 楡書房 1977)
- キーワード
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- 生花
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000189650