レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/12/1
- 登録日時
- 2018/03/24 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M17122811187717
- 質問
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晴天のことをピーカンということがあるが、これはどこから来たことばなのか知りたい。
- 回答
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まず、①『日本国語大辞典』を見ると、「ぴいかん」という見出し語で、掲載があったが、語源未詳である。しかし、元は「映画界の隠語か」とある。
そこで、『TV・芸能ギョーカイ用語早わかり』『現代映画用語事典』を調べてみたが、どちらにも掲載はなかった。
ほかに、②『日本俗語大辞典』③『業界用語辞典』を調べてみると、どちらも、マキノ雅裕著『映画渡世 天の巻』の一説を採録しており、それによると、「快晴のことをいまでもピーカンといっているが、これは太陽光線がピーンとカンカン照りだから、縮めてピーカンといったものらしい」ということである。
④『映画渡世・天の巻』の上記の記述を確認したが、誰の説であるかなどの詳細は書いていなかった。
⑤『新修隠語大辞典』にはことばの説明が「上天気のこと」と出ていたが、語源の解説はなかった。
この他、主要な語源辞典を確認したが、「ピーカン」の記載はなかった。さらに、気象用語辞典などもいくつか確認したが、同様に記載はなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 映画 (778 9版)
- 参考資料
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①小学館国語辞典編集部『日本国語大辞典 第11巻』 小学館,2001,1470p. 参照はp.123.
②米川明彦『日本俗語大辞典』 東京堂出版,2003,3,697p. 参照はp.523.
③米川明彦『業界用語辞典』 東京堂出版,2001,393p. 参照はp.267.
④マキノ雅弘『映画渡世 マキノ雅弘自伝 天の巻』 平凡社,1977,455p. 参照はp.12.
⑤『新修隠語大辞典』 皓星社,2017,10,890p. 参照はp.680.
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①小学館国語辞典編集部『日本国語大辞典 第11巻』 小学館,2001,1470p. 参照はp.123.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2017122811172587717
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000232994