レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/02/19
- 登録日時
- 2020/04/09 00:30
- 更新日時
- 2020/04/09 00:30
- 管理番号
- 6001042771
- 質問
-
解決
「ドラマリーディング」という演劇の形式について知りたい。
- 回答
-
演劇関連の事典・百科事典・国語辞典などに項目は見当たらず。
国立国会図書館サーチを検索したところ、連携先のデータベースに次の情報があった。
・「ドラマリーディング 舞台の上で読む行為が演劇の根源考えさせる」(国立国語研究所 ことばに関する新聞記事見出しデータベース)
https://bibdb.ninjal.ac.jp/sinbun/index.php?mode=detail&-id=530403 (2020/02/26現在)
この記事の「ドラマリーディング」の記述は以下の通り。
・「[文化という劇場]ドラマリーディング」『毎日新聞』1999.02.22 東京朝刊9頁 文化
「形式は最近注目されている「ドラマリーディング」。役者が舞台上を歩いたり、体を動かしたりもするけれど、基本的には台本に向かってテキストを読んでいるのを見せるスタイル。豪華な衣装や大がかりな舞台装置は登場しない。いすさえあれば上演できるともいえるので、準備は短期間で済み、俳優やスタッフの拘束時間は短くなり、さまざまな作品を上演できる。制作費が通常の上演と比べて3分の1で済んだりもする。入場料は映画より安い1000~1500円で、気軽に劇場へ向かうことができる。」
さらに新聞記事を調べると、次の記事でも「ドラマリーディング」の解説が載っている。
・「ドラマリーディング公演:朗読で寺山修司の世界 10日に県立美術館シアター /青森」『毎日新聞』2016.09.07 地方版/青森
「ドラマリーディングとは、役者が脚本などを朗読する舞台芸術の一つで、通常の演劇がセリフのみを発するのに対し、ト書きなども読み上げられる。朗読の間、音楽や色とりどりの照明、映像で作品の世界観を演出することも多い。」
・「舞台はおもしろい:定着?台本を読んで上演=畑律江」『毎日新聞』2005.04.21 大阪夕刊2頁 総合
「近年「ドラマリーディング」に出合う機会が増えた。通常の演劇ではなく、俳優が台本を手にしてテキストを読むのを見せるスタイルの公演である。
(中略)
一口にリーディングといっても、役者がずっと椅子に座っている舞台もあれば、大きく動く舞台もあり、演出意図によって中身は多彩。欧米ではよく行われているようだが、その大きな目的は、新作戯曲を演劇として完成させる前に試してみて、可能性をみることにあるという。従って大掛かりな舞台装置も本格的な衣装も用いない。」
[事例作成日:2020年2月26日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 各種の演劇 (775 10版)
- 参考資料
-
- https://bibdb.ninjal.ac.jp/sinbun/index.php?mode=detail&-id=530403 (「ドラマリーディング 舞台の上で読む行為が演劇の根源考えさせる」(国立国語研究所 ことばに関する新聞記事見出しデータベース)(2020/02/26現在))
- キーワード
-
- ドラマリーディング(ドラマリーディング)
- 朗読劇(ロウドクゲキ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000280344