レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/09/29
- 登録日時
- 2022/11/19 00:30
- 更新日時
- 2022/11/19 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-220214
- 質問
-
解決
古関裕而が,イギリスで開催された国際作曲家コンクールで賞をとったと聞いたが本当か。
- 回答
-
下記の資料をご案内しました。
※【 】内は当館請求記号です。
資料1 小林淳 著『日本映画音楽の巨星たち 1』 ワイズ出版, 2001【762.1/コア2001.5/1】
「一,古関裕而,その人と顔」の項(p.200)
「一九二九(昭和四)年,そんな彼に一躍脚光があてられる出来事が起こった。自力で書き上げた『バレエ組曲「竹取物語」』が英国コロムビア,英国作曲家協会共同開催による英国国際作曲コンクールで第二位に輝いたのである。(後略)」
資料2 刑部芳則 著『古関裕而』中央公論新社, 2019【762.1/コユ2019.Y】
「第一章 コロムビア専属作曲家への道」-「1909~1931」の項(pp.13-14)
「古関は,ロンドンの「チェスター楽譜出版社」で発行している音楽雑誌『チェスターリアン』を昭和三年一月から購読していたところ,管弦楽作品の懸賞募集の記事を目にし,翌四年に舞踏組曲「竹取物語」を含む五曲(他の四曲は具体的に不明)を応募している(中略)昭和四年一二月八日付で古関が恩師丹治嘉市に宛てた書翰では,この「竹取物語」を含む五曲が「作曲家協会」の二等に入賞し(後略)」
資料3 齋藤秀隆 著『古関裕而うた物語』歴史春秋出版, 2010【762.1/コユ2010.9】
「竹取物語」-「生涯を決めた入選の知らせ」の項(p.28)
「天才作曲家古関裕而が誕生した。福商を卒業した翌年の昭和四年七月,イギリスで行われた国際作曲コンクールに応募した舞踏組曲「竹取物語」他の四曲の入選が決定し,その知らせは古関の全生涯を瞬時に決定したのである。」
また,下記資料4から資料6を確認しましたが,入選等の記述はありませんでした。
資料4 古関裕而 著『古関裕而』日本図書センター, 1997【762.1/コユ1997.2】
資料5 朝日新聞社 編『〈現代日本〉朝日人物事典』朝日新聞社, 1990【281.03/1990.Z/R】
資料6 日外アソシエーツ株式会社 編集『20世紀日本人名事典 [1]』日外アソシエーツ, 2004【281.03/2004.7/1R】
参考までに,「福島市古関裕而記念館」のホームページを確認したところ,「年譜」のページに以下の記述がありました。
「1929年20歳/舞踏組曲「竹取物語」ほか4曲をイギリスロンドン市のチェスター楽譜出版社募集の作曲コンクールに応募し,二等に入選。」
(https://www.kosekiyuji-kinenkan.jp/person/chronology.html 最終アクセス日:2022/10/21)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 音楽史.各国の音楽 (762 9版)
- 参考資料
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- 小林 淳/著. 日本映画音楽の巨星たち 1. ワイズ出版, 2001.5【762.1/コア2001.5/1】:
- 刑部/芳則?著. 古関裕而. 中央公論新社, 2019.11【762.1/コユ2019.Y】:
- 齋藤/秀隆?著. 古関裕而うた物語. 歴史春秋出版, 2010.9【762.1/コユ2010.9】:
- 古関 裕而/著. 古関裕而. 日本図書センター, 1997.2【762.1/コユ1997.2】:
- 朝日新聞社/編. 〈現代日本〉朝日人物事典. 朝日新聞社, 1990.12【281.03/1990.Z/R】:
- 日外アソシエーツ株式会社/編集. 20世紀日本人名事典 [1]. 日外アソシエーツ, 2004.7【281.03/2004.7/1R】:
- キーワード
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- 古関, 裕而(コセキ, ユウジ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000324322