レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/11/24
- 登録日時
- 2020/01/24 00:30
- 更新日時
- 2020/01/24 00:30
- 管理番号
- 6001041549
- 質問
-
解決
高間筆子について書かれた文献や高間筆子の作品集などがあれば見たい。また、詩人・草野心平が、村山槐多・関根正二・高間筆子の三人の画家を「大正期の若き天才オリオンズ」と讃えたそうだが、それが書かれているものが見たい。
- 回答
-
■高間筆子について書かれた文献
(図書)
・『詩と詩人』(草野心平/著 和光社 1954)
p120-122「高間筆子詩画集」
・『長谷川時雨全集 第2巻』(長谷川時雨/著 不二出版 1993.9)
『春帯記』収録、「高間筆子」(p141-168)
(記事・論文)
・ワシオ・トシヒコ「美神の生贄となった画家・高間筆子―大正期のもう一人の“天才オリオン”」『三彩』438(日本美術出版 1984.3)p58-62
また、次の資料では、草野心平による「大正期の若き天才オリオンズ」の記述を確認できる。
(図書)
・『高間筆子幻景:大正を駆けぬけた夭折の画家』(窪島誠一郎/著 白水社 2003.10)
高間筆子に関する評伝。p9-14には、草野心平が日動画廊の定期刊行誌『繪』の1979年4月号に掲載した「髙間筆子のこと」の引用が載っており、ここにも、村山槐多、関根正二、高間筆子の三人を「私はこれらの三人を大正期の若き天才オリオンズと内心思っている」と書かれている(p10)。
・『夭折画家ノオト:20世紀日本の若き芸術家たち』(窪島誠一郎/著 アーツアンドクラフツ 2012.5)
p229-261「怪しき生と性のゆらめき 高間筆子」
ここにも前掲『高間筆子幻景』に収録の「髙間筆子のこと」が一部引用されている。
(雑誌記事)
・草野心平「高間筆子」『新潮』75(11) <885>(新潮社 1978.11) p166-167
p166中段「私は天才といふ言葉を使ふのはあまり好きではない。けれどもこの三人は秀才でもなければ大才でもなく、鬼才といへば少しうなづけるが、矢張り天才が一番ぴつたりするやうに思へる。私は内心、これら三人を大正期の若き天才オリオンズだと思つてゐる。」
■高間筆子の作品集
・『高間筆子詩画集』(高間筆子/[著] 地平社 1923.1)
白黒だが、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている。(2019/11/24現在)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/970405
[事例作成日:2019年11月24日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 絵画 (720 10版)
- 参考資料
-
- 詩と詩人 草野/心平∥著 和光社 1954 (120-122)
- 長谷川時雨全集 第2巻 長谷川/時雨∥著 不二出版 1993.9 (141-168)
- 三彩 日本美術出版 438-439 (438:58-62)
- 高間筆子幻景 窪島/誠一郎∥著 白水社 2003.10 (9-14)
- 夭折画家ノオト 窪島/誠一郎∥著 アーツアンドクラフツ 2012.5 (229-261)
- 新潮 新潮社 75(11-12)<885-886> (75(11) <885>:166-167)
- http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/970405 (国立国会図書館デジタルコレクション『高間筆子詩画集』(2019/11/24現在))
- キーワード
-
- 高間筆子(タカマフデコ)
- 草野心平(クサノシンペイ)
- 画家(ガカ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000272872