レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200813
- 登録日時
- 2020/11/16 00:30
- 更新日時
- 2021/01/06 14:41
- 管理番号
- 中央-2020-17
- 質問
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解決
アニメ関連の観光事業、コラボ商品の事例を知りたい。アニメに関連付けた観光事業としてアニメの舞台を巡るという「聖地巡礼」が有名だが、「聖地巡礼」ではない取り組みについて知りたい。
- 回答
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都立図書館蔵書検索や雑誌記事をキーワード<アニメ><タイアップ><アニメツーリズム><コンテンツツーリズム>等で検索したところ、以下の資料に関連する記載があった。
【観光事業】
資料1 p.67-285「第三章 アニメツーリズム2019 ~聖地選定自治体の紹介と対象コンテンツ一覧~」
「訪れてみたい日本のアニメ聖地88 2019年版」に選ばれた自治体について、聖地選定対象となっている作品や施設の紹介のほか、自治体の基本的な情報が掲載されている。アニメの舞台となった地域だけでなく、作者の記念館やアニメ関連のミュージアムなどの施設が選定された事例も多く紹介している。
資料2 p.69-75「第4章 2 アニメーション」
「今後のアニメーション産業」として、「企業タイアップや地域活性化、また大規模なテーマパーク施設なども考えられる。」(p.75)と記載がある。ただし、具体的な事例は紹介していない。
資料3 p.171-173「研究展望 「文豪ストレイドッグス」と文学館のコラボについて 中原中也記念館を例として」(池田誠)
実在する文学者をモチーフとしたキャラクターが登場する『文豪ストレイドッグス』と、山口県山口市の中原中也記念館におけるコラボレーションイベントの経緯と成果を紹介している。
資料4 p.103-144「第7章 2017年(度)観光・土産業界市場動向」
『ポケモンGO』に関連したイベントについて紹介している。(p.110-112)
資料5 p.182-185「第4部 コンテンツツーリズムの現場 58「TOYAKOマンガ・アニメフェスタ」―観光とサブカルチャーイベント」
洞爺湖町のアニメイベントの事例を紹介している。
p.186-187「同 59コスプレツーリズム―景観の持つ普遍性への注目」
コスプレに関するイベントについて紹介している。
資料6 p.42-54「第2章 ポケモンGOの観光コミュニケーション論―コンテンツ・ツーリズムの視点からの観光観の刷新」(岡本健)
各地の観光に『ポケモンGO』を活用した事例を紹介している。
資料7 p.175-198「第6章 アニメ聖地巡礼と関連する事柄」
「キャラ・作家出身地」「アニメスタジオ」「声優」等に関する事例を紹介している。
資料8 p.112-113「アクティブ女性が切り拓くレジャートレンド 第117回 アニメやゲームの世界観を客室に再現 サンシャインシティプリンスホテルコンセプトルーム(プリンスホテル)」(牛窪恵)
東京都豊島区の「サンシャインシティプリンスホテル」における、アニメなどコンテンツの世界観を再現したコンセプトルームを紹介している。
資料9 p.20-24に「表2 日本国内におけるマンガ・アニメを活用したまちおこし事例」として、「作者ゆかり」や「キャラクターゆかり」の事例等が一覧で掲載されている。また、鳥取県境港市の「水木しげるロード」の事例(p.11-19)や『戦国BASARA』の事例(p.101-105, 160-163等)を紹介している。
資料10 p.91-110「第六章「水木しげるロード」ができた理由(わけ)」
「水木しげるロード」成立過程やマンガ・アニメミュージアムと地域振興の関係について説明している。
【商品】
情報1 「アニものづくりアワード」(アニものづくりアワード実行委員会)
https://animono.jp/ (最終アクセス日:2020年8月14日)
アニメ業界と一般企業の優れたコラボ商品、広告クリエイティブ、プロモーションなどを表彰する取り組み。過去のノミネート作品、表彰作品を紹介している。
資料11 p.164-169「2020年アニメヒット予測 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』 エヴァ・ビジネス拡大の裏にある「自由」の意味」
『エヴァンゲリオン』と企業のコラボ商品、パチンコ・パチスロとのコラボなどを紹介している。
p.178-183「謎めいたヒット現象をひもとくFGO経済圏」
『Fate/Grand Order』のコラボビジネスを紹介している。また、キャラクターのモチーフとなる歴史上の人物等に関する書籍の売上が伸びるなど、波及効果にも触れている。
資料12 p.52-55「特集 熱狂! アニメ経済圏 「好き」が財布を開かせる アニメ×消費の最前線」
アニメとコラボしたアパレル商品の「アニメコラボ服」、対象商品を注文すると限定グッズがもらえる「萌え外食」を紹介している。
資料13 p.26-59「飛ぶように売れた! キャラクタータイアップ販促総力特集(第4弾) 店頭・限定グッズ・WEB・イベント 進撃の巨人」
『進撃の巨人』とのタイアップによって効果を上げたプロモーション事例を紹介している。
資料14 p.22-41「特集 売れる!集まる!キャラクタータイアップ販促」
アニメツーリズムや大手コンビニ等でのキャラクタータイアップの事例を紹介している。
資料15 p.72-75「お値ごろ感アップによる「脱コモディティ化大作戦」」(徳田賢二)
キャラクターとのタイアップ商品が売れる理由や問題点をまとめている。事例として『エヴァンゲリオン』や『機動戦士ガンダム』とのタイアップ商品が挙げられている。
資料16 p.24-65「飛ぶように売れた! キャラクタータイアップ販促総力特集(第2弾) 検証!「エヴァンゲリオン」起用キャンペーンの効果」
『エヴァンゲリオン』を起用したプロモーションがいかに成功したのかについて説明している。
また、新聞・雑誌記事を検索できるデータベースで、キーワード<アニメ><コラボ><タイアップ>や各作品名等を検索すると、個々の事例に関する記事がヒットする。
[調査したデータベース]
・「NDLONLINE 国立国会図書館オンライン」(国立国会図書館)https://ndlonline.ndl.go.jp/
・「Web OYA-bunko 公立図書館版」(大宅壮一文庫)
・「日経BP記事検索サービス」(日経BP社)
・「日経テレコン」(日本経済新聞社)
なお、以上のデータベースの最終検索日は、2020年8月14日。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 観光事業 (689 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】アニメツーリズム白書 2019 / アニメツーリズム協会 / 2019.6 <D/689.4/5142/2019>
- 【資料2】デジタルコンテンツ白書 (2019) / 経済産業省商務情報政策局/監修 / デジタルコンテンツ協会 / 2019.9 <D/007.3/5131/2019>
- 【資料3】雑誌:昭和文学研究 78集 (2019年3月) / 昭和文学会編集委員会/編 / 昭和文学会
- 【資料4】土産業界白書 2018年版 (2017年度) / 稲田俊明/編・著 / 観光物産総合研究所 / 2019.7 <D/689.5/5084/2017>
- 【資料5】コンテンツツーリズム研究 アニメ・マンガ・ゲームと観光・文化・社会 増補改訂版 / 岡本健/編著 / 福村出版 / 2019.4 <689.0/5247/2019>
- 【資料6】ポケモンGOからの問い 拡張される世界のリアリティ / 神田孝治, 遠藤英樹, 松本健太郎/編 / 新曜社 / 2018.1 <589.7/5239/2018>
- 【資料7】アニメが地方を救う!? 「聖地巡礼」の経済効果を考える / 酒井亨/著 / ワニ・プラス / 2016.6 <689.4/5116/2016>
- 【資料8】雑誌:レジャー産業資料 50巻 5号 通巻608号 (2017年5月) / 綜合ユニコム
- 【資料9】アニメ・マンガで地域振興 まちのファンを生むコンテンツツーリズム開発法 / 山村高淑/著 / 東京法令出版 / 2011.4 <689.4/5071/2011>
- 【資料10】物語を旅するひとびと コンテンツ・ツーリズムとは何か / 増淵敏之/著 / 彩流社 / 2010.4 <689.2/5122/2010>
- 【資料11】雑誌:日経トレンディ 454号 (2019年12月) / 日経BP社
- 【資料12】雑誌:週刊東洋経済 6717号 (2017年4月1日) / 東洋経済新報社
- 【資料13】雑誌:販促会議 200号 (2014年12月) / 宣伝会議
- 【資料14】雑誌:販促会議 190号 (2014年2月) / 宣伝会議
- 【資料15】雑誌:宣伝会議 855号 (2013年2月15日) / 宣伝会議
- 【資料16】雑誌:販促会議 175号 (2012年11月) / 宣伝会議
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000289530