レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/01/27
- 登録日時
- 2016/05/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:37
- 管理番号
- M16013110177403
- 質問
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金神駅が開設され、金光駅に改称された時期について知りたい。
- 回答
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・『金光町史』(資料①)には、「金神仮駅と金神駅開設」に関する解説が掲載されている。その中で、明治31~32年発行「山陽新報」(資料②③④)記事を挙げ、「金光教の春秋の大祭に合わせて金神仮駅を開設」した当時の様子を伝えている。また、「常設金神駅の開業日」を明治34年8月4日とする一方、金光駅への改称についてはふれられていない。
・「山陽新報」(資料⑤⑥)には、それぞれ「金神駅開始」という見出しで駅の開設記事が当日の乗降人員状況とともに掲載されている。
・『門前町の研究』(資料⑦)の「金光駅と金光教」には、「大正8年4月1日、『金光駅』と改称して現在にいたっている」として、大正期以降の駅の設備に関する変遷が年表にまとめられている。
官報における告示状況は、次のとおり。
・1901年8月9日「官報」(資料⑧)
「停車場設置 山陽鐡道株式會社線路玉島、鴨方間ニ設置ノ金神停車場本月四日営業開始ノ旨同社ヨリ逓信省ヘ届出テタリ」
・1919年3月4日「官報」(資料⑨)
「鉄道院告示第八號 大正八年四月一日ヨリ山陽本線『金神』停車場ヲ『金光』と改称ス」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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・大正2年(1913)刊行『御国参り』では、金神駅は「始めは假停車場を構えて、只春秋の大祭にのみ臨時開設したが、参拝者の年次増加するにつれて、明治三十五年終に今の駅とはなった」とあり、金神駅の写真が掲載されていた。
- NDC
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- 鉄道運輸 (686 9版)
- 参考資料
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①金光町史編纂委員会『金光町史 本編』金光町(浅口郡) 金光町,2003,1014p. 参照はp.615-621.
②『山陽新報』1898年10月28日第1面.
③『山陽新報』1899年4月5日第1面.
④『山陽新報』1899年4月15日第1面.
⑤『山陽新報』1901年8月3日第1面.
⑥『山陽新報』1901年8月7日第1面.
⑦藤沢晋『門前町の研究』金光町(浅口郡) 門前町金光研究調査団,1959,192p. 参照はp.189-190.
⑧「停車場設置」『官報』第5431号,1901年8月9日,p.129.
⑨「鐡道院告示第八号」『官報』第1973号,1919年3月4日,p.129.
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①金光町史編纂委員会『金光町史 本編』金光町(浅口郡) 金光町,2003,1014p. 参照はp.615-621.
- キーワード
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- 金光駅
- 金神駅
- 山陽鉄道
- 照会先
- 寄与者
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- 金光図書館
- 備考
- M2016013110102977403
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000192218