レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/01/23
- 登録日時
- 2021/02/10 00:30
- 更新日時
- 2021/02/10 00:30
- 管理番号
- 6001048370
- 質問
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解決
昭和14年の大阪港の桟橋や繋船岸、港内の区画がわかる資料を見たい。
- 回答
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昭和14年の大阪港の詳細な地図は次の資料に掲載されている。
■『大阪港一覧』昭和14年(大阪税関 1939)
この資料には、港湾設備や統計が載っている面と地図が載っている面がある。
地図の面に、20,400分の1の地図があり、桟橋や繋船岸、港内の区画も記載されている。
同じく、地図の面に、内航の第一区から第四区、外航の第五区、第六区について「(7)港内区分」に境界について記載がある。
「内航」「第一区」「大阪南防波堤灯台ヨリ大桟橋端ニ向ヒ1,850米ノ点ニ於テ161度及341度ニ引キタル線ヨリ西方防波堤内ノ水域」
「内航」「第二区」「埠頭南角立標ヨリ180度ニ引キタル線ヨリ第一区境界線ニ至ル水域」
「内航」「第三区」「尻無川口南岸西角ヨリ233度ニ引キタル線ヨリ第二区境界線ニ至ル水域」
「内航」「第四区」「第三区境界線ヨリ南方ノ水域」
「外航」「第五区」「大阪北防波堤灯台ヨリ260度ニ向ヒ港界線迄引キタル線ノ南方ノ水域」
「外航」「第六区」「大阪北防波堤灯台ヨリ260度ニ向ヒ港界線迄引キタル線ノ北方ノ水域」
また、大阪港の港界については次の記載がある。
「(2)港界」
「神崎川口東岸ヨリ南西微南ニ引キタル一線ト大和川口南岸ヨリ正西ニ引キタル他ノ一線トノ二線ヲ経界トナシタル面積内」
港湾設備や統計が載っている面に、「港湾設備」として「(4)桟橋」「(5)繋船岸」の表がある。
それぞれ「名称」「繋留船舶ノ種類」「構造」「竣工」が載っている。
■『大阪港勢一斑 昭和14年』(大阪市役所港湾部/編纂 大阪市港湾局企画振興部振興課 1941)
「附録 築港の現状」「第五 港湾設備及其利用」
「二、桟橋及繋船岸」(p.18)に当時使用されていた6か所の桟橋と7か所の船岸などについて用途が記された表が掲載されている。
[事例作成日:2021年1月23日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 海運 (683 10版)
- 参考資料
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- 大阪港勢一斑 昭和14年 大阪市役所港湾部∥編纂 大阪市港湾局企画振興部振興課 1941
- 大阪港一覧 大阪税関 昭和14年
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000293671