レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/01/23
- 登録日時
- 2019/03/21 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19012316404782
- 質問
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かまぼこ板の役割について紹介している児童書を見たい。
- 回答
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①では、「板つきかまぼこ」という項目で「なぜ、板につけたのかというと、粘ったすり身を蒸したり焼いたりしやすくするためだ。また、板につけることで、かまぼこを大きくみせるのに役立っているよ。小田原かまぼこの板は厚く、宇和島ではむかしはうすい杉の木を使っていたよ。かまぼこは熱の加え方で、弾力が強くなったり弱くなったりするんだ。板が厚いと弾力が弱くなることが多いから、加熱には細心の注意が必要だ。」と説明している。
②には、かまぼこがつくられる工程や、名産地、全国のかまぼこが、イラストと共にわかりやすく紹介されている。かまぼこ板のはたらきに関してのクイズもあり、板の働きへの正しい回答として「かまぼこの形を整えやすくする。」と「かまぼこの水分を調整する。」が挙げられている。詳しい解説には、「かまぼこにはにおいが移らないほうがよいので,香りが弱いもみの木などを使用します。木の板は,形を整えるのに役立ち,かまぼこの水分が多いときは水分を吸い,かまぼこが乾いてくると水分を補給します。かまぼこが残ったときは,板からはずさず,そのままにしておいたほうが長持ちします。」と記載されている。
③では、「かまぼこ板のひみつ」という項目に、「板についているかまぼこを「板つきかまぼこ」とよびます。この板にはどんな役割があるのでしょうか?かまぼこの板の材料には「モミの木」が多く使われています。モミにはいやなにおいを消したり、カビや腐敗をふせいだりするはたらきがあります。また、木材は水分を吸収する性質をもっているため、かまぼこの板は、かまぼこ本体のよけいな水分を吸収し、カビなどが発生するのをふせいでくれるのです。昔、何日も歩いて旅をした時代に、かまぼこをくさらせずに運ぶためのくふうがかまぼこの板だったのです。」と記載している。
④では、「かまぼこ板」について、「白くて香りのない、モミやシラべなどの木がつかわれます。蒸すときや冷やすとき、この板が余計な水分を吸い取ってくれるため、くさりにくくなります。」と記載がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 水産製造.水産食品 (667 9版)
- 参考資料
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①のむらあきら『かまぼこの絵本』 農山漁村文化協会,2007,36p. 参照はp.6.
②中村智彦『発見!探検!工場見学1』 学研,2009,40p. 参照はp.23-28.
③『仕事場がよくわかる!社会科見学3』 ポプラ社,2013,47p. 参照はp.13.
④神野善治『日本のくらしの知恵事典』 岩崎書店,2008,175p. 参照はp.41.
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①のむらあきら『かまぼこの絵本』 農山漁村文化協会,2007,36p. 参照はp.6.
- キーワード
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- 蒲鉾
- 蒲鉾板
- かまぼこ
- かまぼこ板
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019012316493404782
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 小学生(高学年)
- 登録番号
- 1000253453