レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/3/31
- 登録日時
- 2019/12/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19042011207926
- 質問
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湯郷の人から、遠祖が江戸時代に天皇ヘ白牛を献納し、姓や家紋などをもらった、白牛の墓も残っている、と聞いた。何か確認できる資料はないか。
- 回答
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資料①『岡山県畜産史』、資料②『岡山県史 第7巻 近世2』、資料③『美作町史 通史編』には記述なし。
資料④『日本博物誌総合年表 総合年表編』には、享保10年(1725)5月7日に「美作の代官内山七左衛門高永、薬用のために白牛を大納言徳川家重に献じる(実紀)」とある。
資料⑤『新訂増補 国史大系45 徳川実紀8』を確認すると、「代官内山七左衛門高永美作國の地より。白牛引せて 大納言殿に献ず。これは薬用にも備ふべきをもて。ことに褒せられ時服二を下さる。」とある。
資料⑥『長狭街道往来』には「美作国の白牛」の項目で詳しく述べられているが、岡山には資料が残っていない、ともある。
以上から天皇ではなく、大納言徳川家重への献納のようである。
また、いずれの資料にも白牛を育てた人物や白牛の墓についての記述は見つからなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 畜産史.事情 (642 9版)
- 参考資料
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資料① 岡山県畜産史編纂委員会『岡山県畜産史』岡山 岡山県畜産史編纂委員会,1980,1314p.
資料② 岡山県史編纂委員会『岡山県史 第7巻 近世2』岡山 岡山県,1986,743p.
資料③ 美作町町史編纂委員会『美作町史 通史編』美作 美作市,2007,718p.
資料④ 磯野直秀『日本博物誌総合年表 総合年表編』 平凡社,2012,750p,参照はp.225.
資料⑤ 黒板勝美『新訂増補 国史大系45 徳川実紀8』 吉川弘文館,1976,864p,参照はp.370.
資料⑥ 石井昇三『長狭街道往来』流山 崙書房出版,1995,203p,参照はp.183-188.
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資料① 岡山県畜産史編纂委員会『岡山県畜産史』岡山 岡山県畜産史編纂委員会,1980,1314p.
- キーワード
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- シロウシ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019042011244107926
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000270286