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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
横浜市中央図書館 (2210008)管理番号
(Control number)
横浜市中央2467
事例作成日
(Creation date)
2015/03/30登録日時
(Registration date)
2016年12月24日 00時30分更新日時
(Last update)
2016年12月24日 09時31分
質問
(Question)
明治時代に横浜市瀬谷区にあった製糸工場「相州改良社」の事業内容(生産規模、従業員数等)について
知りたい。特に、事業が盛んだったと思われる明治30年(1897年)前後の状況について知りたい。
回答
(Answer)
「相州改良社」は神奈川県鎌倉郡中川村阿久和(現在の横浜市瀬谷区阿久和東)にて、明治20年(1887年)創業、明治24年(1891年)に「改良合名会社」として事業規模を拡大し、明治25年(1892年)~明治38年(1905年)頃の全盛期を経て、大正元年(1912年)に廃社となるまで、26年の間、操業しました。(※下掲資料5-(2)、6参照。)
 おたずねの同社の事業内容ですが、生産高、職工(工女)数などについて、統計資料等により確認することができました。ここでは全盛期とされる、上記の明治25年(1892年)~明治38年(1905年)の状況について確認することのできる資料について、当館所蔵のものからご紹介します。
 なお、同じ資料ですが、図書のほか、マイクロフィルム、当館デジタルアーカイブ「都市横浜の記憶」、国立国会図書館デジタルコレクションなど、異なるメディアでご覧いただけるものがありますので、それらもあわせてご紹介します。

1 「神奈川県統計書」明治25年(1892年)~明治38年(1905年)
  同社の業別、所在地のほか、資本金・経費金・収入金、機関の種類、製出高、代価などの記載があります。
(1)所蔵図書
  ア 『神奈川縣統計書』明治24~26年 神奈川県 1895年(横浜市図書館で複写・製本したもの)
  イ 『神奈川県統計書』明治30年 神奈川県 1899年
(2)所蔵マイクロフィルム
  ア 『明治年間府県統計書集成(増補)』雄松堂書店 〔1964年〕
    内容:明治24~38年各年の統計あり。
(3)当館デジタルアーカイブ「都市横浜の記憶」
  ア 「神奈川県統計書 明治30年」神奈川県 1899年
    ホームページ → https://www.lib.city.yokohama.lg.jp/Archive/DTRP0320
(4)国立国会図書館デジタルコレクション
  ア 「神奈川県統計書」神奈川県 明治24~38年各年の統計あり。

2 「全国製糸工場調査表」第一次(明治28年(1895年)刊)~第四次(明治40年(1907年)刊)
  年次により記載項目に異同がありますが、同社各年の釜数、繰湯・繰転等の別、繭使用高、生糸製造高、製造費、工女の数などの記載があります。
(1)所蔵図書
  ア 『明治前期産業発達史資料 別冊63-1』明治文献資料刊行会 1970年
    内容:第一次全国製糸工場調査表(農商務省農務局明治28年刊の複製)、第二次全国製糸工場調査表(農商務省農務局明治31年刊の複製)
  イ 『明治前期産業発達史資料 別冊63-2』明治文献資料刊行会 1970年
    内容:第三次全国製糸工場調査表(農商務省農務局明治35年刊の複製)、第四次全国製糸工場調査表(農商務省農務局明治40年刊の複製)
(2)国立国会図書館デジタルコレクション
  ア 「全国製糸工場調査表 第1、2次」(農商務省農務局 1902年)
  イ 「全国製糸工場調査表 第3次」(農商務省農務局 1913年)
  ウ 「全国製糸工場調査表 第4次」(農商務省農務局 1913年)

3 「工場通覧」明治37年(1904年)刊、明治39年刊(1906年)刊
  同社の製造品種、所在地、創業、持主のほか、蒸気力、職工数などの記載があります。
(1)所蔵図書
  ア 『工場通覧 Ⅰ 明治37年刊』後藤靖/編 柏書房 1986年
  イ 『工場通覧 Ⅱ 明治39年刊』後藤靖/編 柏書房 1986年
(2)国立国会図書館デジタルコレクション
  ア 「工場通覧 明治35年(37年刊)」(農商務省商工局 1906年)
  イ 「工場通覧 明治37年(39年刊)」(農商務省商工局 1906年)

4 「生糸貿易の変遷」明治35年(1902年)刊
  全国製糸場の場名と個数(生糸梱包の個数で1個は9貫目)の記載があります。
(1)所蔵図書
  ア 『明治前期産業発達史資料 別冊60-3』明治文献資料刊行会 1970年
    内容:生糸貿易之変遷(橋本重兵衛著、丸山舎本店明治35年刊の複製)
(2)国立国会図書館デジタルコレクション
  ア 「生糸貿易之変遷」橋本重兵衛・著(丸山舎 1902年)

 このほか、改良合名会社に関する記述のある資料について、ご紹介します。

5 『横浜開港資料館館報「開港のひろば」 1』横浜開港資料館/編 横浜開港資料館 1992年
(1)p.240 (第30号)「横浜新風土記稿10 横浜市域の製糸工場」井川克彦
(2)p.252 (第31号)「横浜新風土記稿11 横浜の養蚕製糸業」齋藤多喜夫
(3)p.264 (第32号)「横浜新風土記稿12 横浜市域の製糸工場〔続〕」井川克彦

6 「わがまち瀬谷 第2号」瀬谷区生涯学級「わがまち瀬谷」/編集・発行 2001年
  p.3 「その3.相州改良社」
  ホームページ → http://29.pro.tok2.com/~seya2009/files/mytown_seya/nr_02.pdf

7 「横浜市史」
(1)『横浜市史 第三巻 下』横浜市/編集 横浜市 1963年
   p.709 「第六編地租改正と農業の動向 第三章農業生産の諸相 二蚕糸業」
(2)『横浜市史 第四巻 上』横浜市/編集 横浜市 1965年
   p.711 「第二編諸産業の発展 第二章商工業の発展 (二)製糸業の動向」

8 『戸塚区史』戸塚区史刊行委員会/編 戸塚区史刊行委員会 1991年
  p.354 「第5章諸産業の変遷 第2節養蚕と製糸業 製糸工場の発展」

9 『とみづか 第18号』戸塚歴史の会 1992年
  p.52 「<資料紹介>瀬谷・戸塚・泉区域の製糸場」有馬純律

10 『いずみいまむかし 泉区小史』泉区小史編集委員会/編 泉区小史発行委員会
  p.153 「第2章地区別小史 17中川村の製糸場」
  ※横浜市泉区ホームページ「いずみいまむかし 泉区小史」
   → http://www.city.yokohama.lg.jp/izumi/55miryoku/rekinabi/izimamukasi/

11 『横浜瀬谷の歴史 瀬谷区制30周年記念出版』「横浜瀬谷の歴史」編集委員会/編 横浜市瀬谷区役所地域振興課 2000年
  p.142 「第四編近代 第三章暮らしを支える産業 第二節製糸業」

12 『泉区域の近代地場産業 泉区歴史の会・下記シンポジューム 平成16年 明治中期から昭和初期にかけての泉区域の製糸業』泉区歴史の会 2004年

13 『記録にみる明治・大正・昭和初期の郷土 「むら」から「村」へ』有馬純律/編 有馬純律 2011年
  p.27 「第2章暮らしを支える産業 第3節製糸業 2泉区域の製糸場」

14 『蚕糸王国日本と神奈川の顛末 蚕糸業史』小泉勝夫/編 小泉勝夫 2006年
  p.241 「第4章近代の蚕糸業 8製糸業の動向 (2)神奈川の製糸業の動向」
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
製糸.生糸.蚕糸利用  (639 8版)
蚕糸業史.事情  (632)
関東地方  (213)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000204690解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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