レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/07/06
- 登録日時
- 2006/06/13 15:43
- 更新日時
- 2024/03/30 00:30
- 管理番号
- M05070615346025
- 質問
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文春新書の『トマトとイタリア人』という本にこんな話があった。「その昔、トマトは毒がある食べ物と思われていて、なかなか庶民に受け入れられなかった。ある日、トマトに毒があると思っていた奴が、リンカーン大統領を殺そうと、コックにリンカーンにトマト入りのメニューを食べさせろと脅迫した。コックはその通りにしたが、良心の呵責に耐えかねて自殺。リンカーンはこの話を聞いてトマトをペロリと平らげた。これが良い宣伝となったアメリカにトマトが広まった。」この話がどんな史料を典拠にしているのか知りたい。
- 回答
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トマトに毒があると思われていたという記述は『世界の食文化12 アメリカ』(本間千枝子、有賀夏紀著,農山文化協会,2004)『トマトが野菜になった日』(橘みのり著,草思社,1999)の中にありましたが、リンカーン大統領をトマトで暗殺しようとしたという話は見つかりませんでした。 「トマトとイタリア人」巻末に主要参考文献としてイタリア語の文献が23点紹介されており、その中のどれかにこの話があるのかもしれませんが、いずれも当館に所蔵がなく、確認はできませんでした。その他関連する資料は調査しましたが、記述はありませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 蔬菜園芸 (626 9版)
- 参考資料
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- 本間千枝子、有賀夏紀著『世界の食文化12 アメリカ』農山文化協会,2004. 橘みのり著『トマトが野菜になった日』草思社,1999.
- キーワード
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- トマト
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2005070615361046025
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000028843