レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/05/26
- 登録日時
- 2019/12/25 00:30
- 更新日時
- 2019/12/25 09:28
- 管理番号
- 参調 19-0018
- 質問
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解決
稲作の起源について、いつ頃からであるか知りたい。
8000年前からと聞いたことがあるが、具体的な年代がわかると良い。
- 回答
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質問内容について当館所蔵の資料を調査した結果、次の資料に年代の掲載あり。
回答資料1 p40
「同じ時期ユーラシアの東端ではアワ・キビとイネが栽培化されたことになる。このような過程で約一万年前に中国大陸に始まった穀物栽培は、大きく
黄河中・下流域に見られるアワ・キビ農耕と長江中・下流域の稲作農耕に分離して登場することとなる」
回答資料2 p4
「稲作は、いまからおよそ7000年から1万年前に、インド東北部のアッサム地方から中国南西部の雲南地方にかけての山あいではじまった」
回答資料3 p127
「人類が植物の栽培を始めたのは、最後の氷河期が終わってしばらく経った、大体一万年前のことである。それは地球上の各地で独立にはじまったと見られている。いろいろの地域での総合的な資料によって得られたこの推測は、かなり確実と見ていいだろう」
回答資料4 p1097 2005年1月23日朝刊1面 1万年前のもみ殻出土
「新華社伝によると、これまで最古の栽培稲は長江流域の遺跡などで見つかった八千年前のものとされており、稲作の起源はさらに約二千年さかのぼることになる。」
回答資料5 p286-p287
「表18-1 ユーラシア大陸および南北アメリカ大陸の歴史内で、中国の植物の栽培化の起源は紀元前7500年以前との記述あり」
また、国立遺伝学研究所のウェブサイトのコラムの中に「イネの栽培化の起源については、1万から7000年前にさかのぼるというのが定説となっている」との記述がある。
- 回答プロセス
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「回答」に記載
- 事前調査事項
- NDC
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- 食用作物 (616 7版)
- 参考資料
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- 1 農耕の起源を探る 宮本/一夫著 吉川弘文館 2009.8 616.2 p40
- 2 お米なんでも大百科 1 お米の歴史を調べよう! 保岡/孝之監修 ポプラ社 2002.4 J61 p4
- 3 稲作の起源 池橋/宏著 講談社 2005.12 616.2 p127
- 4 北海道新聞 縮刷版 3巻2号~48巻2号 北海道新聞社 Z101 2005年1月23日 p1097
- 5 銃・病原菌・鉄 下巻 ジャレド・ダイアモンド?著 倉骨/彰訳 草思社 2012.2 B204/J/2 p286~p287
- 1 稲作の起源を探る 藤原/宏志著 岩波書店 1998.4 616.2
- 2 銃・病原菌・鉄 上巻 ジャレド・ダイアモンド著 倉骨/彰訳 草思社 2012.2 B204/J/1
- キーワード
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- 稲作
- 起源
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000271346