レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年11月15日
- 登録日時
- 2020/08/21 17:02
- 更新日時
- 2020/11/18 11:31
- 管理番号
- 愛知県図-03412
- 質問
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解決
明治期の新木津用水改修の碑が春日井にあった。この碑文全文が見たい。
- 回答
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1928年刊の『木津用水史』【資料1】のp458とp459の間に当時の碑の写真が、pp685-687に碑文全文の掲載があった。
- 回答プロセス
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『愛知百科事典』【資料5】のp418によると、新木津用水(しんこっつようすい)とは、「尾北,尾東地区の用水確保のため開削され」、「1664年(寛文4)完成した。」「古木津用水を丹羽郡小口村〈大口町〉で分流し,小牧の岩崎に入り,東田中を通り二重堀で大山川と合流,そこに杁を設け南東に向け,春日井の田楽を経て,高山で八田川と合流し,勝川妙慶新田を経て,花長から庄内川に通ずる全長約14km」を流れている用水である。
『木津用水史 改組編』【資料4】のpp20-21や『愛知県史 通史編6』【資料6】のp715には、愛知県土木課の技師であった黒川治愿(くろかわはるよし)が担当して、この用水の川幅を広くする改修工事を実施、明治19年9月25日に竣工式を行い、記念碑を建てたとの記述がある。
地域資料のうち木津用水の歴史について書かれている【資料1】~【資料4】を確認し、【資料1】に質問内容に関する記述を確認できた。
- 事前調査事項
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調べている碑は、銅製だったため戦時中に供出され今は残っていない、現在は同じ場所(愛知県春日井市の朝宮公園の近く)に別の碑が建っていると質問者が言っていた。
- NDC
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- 農業工学 (614)
- 参考資料
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【資料1】木津用水普通水利組合 編 , 木津用水普通水利組合. 木津用水史. 木津用水普通水利組合, 1928.<当館資料コード:1103139125>
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000741553-00 -
【資料2】木津用水普通水利組合 編 , 木津用水普通水利組合. 木津用水史 続. 木津用水普通水利組合, 1940.<当館資料コード:1101520609>
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001439175-00 - 【資料3】木津用水普通水利組合 編 , 木津用水普通水利組合. 木津用水史 終. 木津用水普通水利組合, 1952.<当館資料コード:1101536618>
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【資料4】木津用水史編纂委員会著 , 木津用水史編纂委員会. 木津用水史 改組編. 木津用水土地改良区事務所, 1975.<当館資料コード:1101536609>
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I003144587-00 -
【資料5】中日新聞社開発局 編 , 中日新聞社. 愛知百科事典. 中日新聞本社, 1977.<当館資料コード:1101469480>
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001435908-00 -
【資料6】愛知県史編さん委員会 編 , 愛知県史編さん委員会. 愛知県史 通史編6. 愛知県, 2017.<当館資料コード:1111367223>
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I074946320-00
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【資料1】木津用水普通水利組合 編 , 木津用水普通水利組合. 木津用水史. 木津用水普通水利組合, 1928.<当館資料コード:1103139125>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000286090