レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/12/17
- 登録日時
- 2020/03/25 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19121716008392
- 質問
-
なぜ、鉛筆の軸の形状が六角形なのかを解説している児童書が見たい。
- 回答
-
①には、「鉛筆をもう一度見てごらん。ほとんどの軸のかたちは六角形だけど、なぜだろう?」という問いに対して、「鉛筆の軸のかたちには、丸、四角、三角、そして六角形などいろいろあります。鉛筆は、つくえの上においたとき転がってしまわないように、軸に角がついたとされています。そして、いまは、六角形が主流になったのです。では、鉛筆の主流が六角形になったのは、なぜかというと、じつは、鉛筆の正しいもち方がふかくかかわっているのです。鉛筆は、親指とひとさし指、中指の3本でささえるのが正しいもち方とされています。このように3点で鉛筆がおさえられるので、3の倍数のかたちがもっとも鉛筆をもちやすいとされたのです。」また、「いろいろなかたちの中から、より平均して指の力を芯につたえることができるという理由で、六角形がえらばれたといわれています。」と解説している。
②には、「つくえの上で転がらず、3本の指で持ちやすくするために六角形にできているんだ。それなら、三角形でもいいよね?実は、六角形は、じょうぶなんだよ。円に近い形で、外からの力を分けて受けとめることができるからなんだね。ハチの巣も、六角形でできている。ぴったりとすき間なくならんだ六角形は、こわれにくくて、じょうぶ。これは、「ハニカム構造」といって、サッカーのゴールネットや、人工衛星にも使われているんだ。」と説明がある。
③には、「6角形だと机の上に置いてもころがらない。筆記するとき親指、人差し指、中指でおさえるため、3の倍数が持ちやすい。」と記載がある。
④には、「なぜ六角形が多いの?」という問いに対して、「丸いえんぴつは、少しでもかたむいているところに置くと、ころころ転がってしまいます。そのため、えんぴつはだいたい六角形になっています。えんぴつを使うときには必ず3本の指(親指、人さし指、中指)でささえるので、3や6など3の倍数の角があると、にぎりやすいのです。」と説明している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- その他の雑工業 (589 9版)
- 参考資料
-
-
②スタジオ248『知ってハナダカ!文房具のひみつ箱』 六耀社,2017,127p. 参照はp.54-56.
②テレビ朝日「知っとく!なっ得!」スタッフ『200のふしぎがすいすいわかる知っとく!なっ得!ものしりブック』 朝日新聞出版,2013,127p. 参照はp.16.
③岩本努.〔ほか〕『ビジュアル版学校の歴史2』 汐文社,2012,54p. 参照はp.16.
④WILLこども知育研究所『文房具を使いこなす1』 フレーベル館,2018,31p. 参照はp.4.
-
②スタジオ248『知ってハナダカ!文房具のひみつ箱』 六耀社,2017,127p. 参照はp.54-56.
- キーワード
-
- 鉛筆
- 鉛筆の軸
- 文房具
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019121716002008392
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 小学生(高学年)
- 登録番号
- 1000276580