以下の調査方法があります。
1 営業便覧から調べる(明治末期)
・『宇都宮市商業地図』(田口浪三/編 国書刊行会 1982)
※『栃木県營業便覧』(城北逸史/編著 全国営業便覧発行所 1907)の宇都宮分を翻刻。
通りに沿って並ぶ店舗を図解した資料です。おおよその位置関係を確認することができます。
より正確な現在地をお求めの場合には、調査対象の地番が判明していれば、『栃木県地番図』(地図研究所/編、発行 1932)等で場所を把握し、現在の状況を『ゼンリン住宅地図』等と見比べて検証する調査方法があります。
2 明治時代の商業施設に特化した資料から調べる
・『宇都宮商工広告集』(荒川清次郎/編 国書刊行会 1982)
・『宇都宮商工人名録』(荒川清次郎/編 国書刊行会 1982)
・『宇都宮繁昌図譜』(うつのみや・若草史料コレクション/編 藤田好三 1996)
3 県史や写真集から調べる
・『栃木県史 史料編 近現代7』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1978)
「一、商業概況」の項に宇都宮市街図、商業地図あり。
・『ふるさとの想い出写真集 明治・大正・昭和 宇都宮』(徳田浩淳/編 国書刊行会 1979)
巻末に地図があり、本文(写真集)の調査の助けとなる。
・『広馬場(ばんば)は宮の夢舞台』(藤田好三/著 しもつけの心出版 2012)
広く関連資料の収録あり。