レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200716
- 登録日時
- 2020/11/16 00:30
- 更新日時
- 2021/01/06 14:42
- 管理番号
- 中央-2020-14
- 質問
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解決
電車はハンドルがないのに、なぜ線路のカーブを安全に通過できるのか。
- 回答
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手がかりを得るためにGoogleを<電車 走行 カーブ>で検索すると、「意外と知らない鉄道車両の仕組み|夢ナビTALK」(https://talk.yumenavi.info/archives/2405?site=d&close=true)がヒット。
鉄道車両がカーブを曲がる仕組みについて、以下のような簡潔な説明がある。
「実は鉄道車両の車輪は、紙コップのような円錐形を輪切りにした形になっていて、外側の半径が小さくなっています。(中略)輪軸がカーブにさしかかると外側のレールを走る車輪は、内側の車輪より半径の大きいところでレールと接触します。このとき左右の車輪は一体で回っているため、外側車輪のほうが速く進み、輪軸は曲線に沿って自然に向きを変え、スムーズにカーブを走行することができます。」
都立図書館蔵書検索を<鉄道><車両><台車><車輪>等のキーワードで検索し、該当した資料を調査した。
資料1~6は、鉄道車両やレールの機能、具体的な構造や技術について図を付して、解説している。
資料7「自動車と鉄道の比較検証 ダイナミクスから見る鉄道台車」(三浦祥兒)は、自動車の構造と比較しながら、鉄道台車の独自の形態発展について解説している。
なお、資料5「鉄道技術 来し方行く末 第85回 操舵台車」(鴨下庄吾)は公益財団法人鉄道総合技術研究所のホームページから全文を読むことができる。(https://www.rtri.or.jp/publish/rrr/2019/rrr06.html)
資料6「曲線を円滑に通過するための操舵技術」(下川嘉之)はインターネット上のデータベース「J-STAGE」で全文を見ることができる。(https://doi.org/10.11499/sicejl.56.87)
(最終アクセス日:2020年7月16日)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 運輸工学.車両.運搬機械 (536 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】電車基礎講座 “知ってるつもり”から“確かな知識”へ 改訂版 / 野元浩/著 / 交通新聞社 / 2017.3 <546.5/5056/2017>
- 【資料2】徹底カラー図解電車のしくみ / 曽根悟/監修 / マイナビ出版 / 2016.12 <546.5/5094/2016>
- 【資料3】鉄道車両技術入門 / 近藤圭一郎/編 / オーム社 / 2013.7 <536.0/5127/2013>
- 【資料4】鉄道輪軸 / 高速車両用輪軸研究委員会/編 / 丸善プラネット / 2008.12 <536.4/5015/2008>
- 【資料5】雑誌:『RRR』76巻6号 (2019年6月) / 鉄道総合技術研究所/[編] / 鉄道総合技術研究所 / 2019.6
- 【資料6】雑誌:『計測と制御』56巻2号 (2017年2月) / 計測自動制御学会 / 2017.2
- 【資料7】雑誌:『鉄道ジャーナル』53巻2号 通巻628号 (2019年2月) / 鉄道ジャーナル社 / 2019.12
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000289547