レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年11月23日
- 登録日時
- 2021/11/23 14:24
- 更新日時
- 2021/12/09 11:07
- 管理番号
- 2021-11.7
- 質問
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解決
土留め工事における引き抜きに伴う不同沈下についての書籍や論文があるか。
- 回答
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書籍:
『土留め工の力学理論とその実証』 杉本 隆男/共著 玉野 富雄/共著 技報堂出版 2003年 土留工について記載があり、p183-「第8章土留工と地盤変状および地下水」があり、p238には「9.2矢板壁の引抜きに伴う地盤変形の模型実験」の項目があり、矢板壁の引抜きに伴う地盤変形について概説、14行記載がある、「・・・土留め鋼矢板引き抜きに伴い、・・・地表面の沈下等が生じる場合がある。・・・沈下対策として・・・・」。
『トラブルを防ぐためのボーリングデータの見方と活用ノウハウ』 三橋 晃司/[ほか]著 近代図書 1995年 p177に第4章土留掘削 Ⅲ.地盤沈下 (4)土留の壁の打込み、引抜きに伴う沈下 の項があり、12行の記載がある、「・・・沈下することがある。・・・付着して揚げられた土砂に相当する沈下が発生する。この種の沈下予測は極めて難しく・・・・」。
*館内閲覧本:
『土質工学ハンドブック』 土質工学会/編 土質工学会 1986年 p700に 山留め壁の引抜き・撤去の項に記載がある。
*下記の本は2-5行の簡単な記載がある。
『土の崩れを留める 土留め工』
石川 陸男/編著 平井 孝典/編著 山海堂 1994年 p95~104に矢板壁について解説。p223の第5章地下水を処理する5.3.2止水壁工法(3)U字鋼矢板の項に記載がある。
『土留め計測の現場活用法』大志万 和也/編 山海堂 1987年
p10に鋼矢板についての概説があり、短所として「引抜き時に背面土の移動が生じる」と記載がある。また、p25に(b)土留め壁の引抜きによる地盤の変位の項にも簡単な記載がある。
『現場技術者が教える「施工」の本 軀体編』江口 清/監修 石井 雄輔/共著 建築技術 2006年 p76に第3講 根切り・山留め工事 施工管理 山留め壁の項に記載がある。
論文:
①「軟弱粘性土地盤における矢板壁の引き抜きに伴う地盤変形に関する研究」 https://ci.nii.ac.jp/naid/130003981701
一般公開論文、閲覧可能。
②「矢板引抜きに伴う地盤と地中構造物の相互作用に関する研究」 https://ci.nii.ac.jp/naid/130004348911
一般公開論文、閲覧可能。
*URLの最終アクセス日:2021.11.23。
- 回答プロセス
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【メールレファレンス:メールにて情報提供回答】
*"不同沈下(ふどうちんか)"とは『土木用語大辞典』(土木学会/編 技報堂出版 1999年)p1108によると、「地盤の変状によって基礎間に生じる非一様な沈下」。
書籍については、自館資料において、キーワード検索および該当書架調査。上記回答欄記載資料を紹介。
論文については、「CiNii Articles - 日本の論文をさがす」(https://ci.nii.ac.jp/)にて
①キーワード検索(矢板、引き抜き)すると、下記論文がヒットし、内容も合致し、一般公開論文、閲覧可能であったため紹介。
「軟弱粘性土地盤における矢板壁の引き抜きに伴う地盤変形に関する研究」https://ci.nii.ac.jp/naid/130003981701
②キーワード検索(矢板引抜き)すると、下記論文がヒットし、内容も合致し、一般公開論文、閲覧可能であったため紹介。
「矢板引抜きに伴う地盤と地中構造物の相互作用に関する研究」
https://ci.nii.ac.jp/naid/130004348911
また、参考までに類縁論文調査に「CiNii サイニィ」(https://ci.nii.ac.jp/)を紹介した。
*URLの最終アクセス日:2021.11.23。
- 事前調査事項
- NDC
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- 土木力学.建設材料 (511)
- 土木設計.施工法 (513)
- 建築計画.施工 (525)
- 参考資料
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杉本隆男, 玉野富雄 共著 , 杉本, 隆男, 1943- , 玉野, 富雄, 1948-. 土留め工の力学理論とその実証. 技報堂出版, 2003.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004094538-00 , ISBN 4765516423 -
三橋晃司[ほか]著 , 三橋, 晃司. トラブルを防ぐためのボーリングデータの見方と活用ノウハウ. 近代図書, 1995.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I003232426-00 , ISBN 4765102890 -
土質工学会/編 , 土質工学会. 土質工学ハンドブック 1982年版. 土質工学会, 1986.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005722356-00 , ISBN 4886440029 -
石川陸男, 平井孝典 編著 , 石川, 陸男 , 平井, 孝典. 土の崩れを留める : 土留め工. 山海堂, 1994. (ニューコンストラクションシリーズ ; 第11巻)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002351617-00 , ISBN 4381081994 -
大志万和也 編 , 大志万, 和也. 土留め計測の現場活用法. 山海堂, 1987.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001884367-00 , ISBN 4381006844 -
江口清 監修 , 江口, 清, 1947-. 現場技術者が教える「施工」の本 躯体編. 建築技術, 2006.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008305394-00 , ISBN 4767701147 -
土木学会編 , 土木学会. 土木用語大辞典. 技報堂出版, 1999-02.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000209094-00 , ISBN 4765510042
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杉本隆男, 玉野富雄 共著 , 杉本, 隆男, 1943- , 玉野, 富雄, 1948-. 土留め工の力学理論とその実証. 技報堂出版, 2003.
- キーワード
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- 矢板
- 土留め
- 不同沈下
- 地盤沈下
- 山留工事
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵調査 利用案内
- 内容種別
- 地盤沈下
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000307937