レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/09/19
- 登録日時
- 2018/11/02 00:30
- 更新日時
- 2018/11/27 10:33
- 管理番号
- 6000042602
- 質問
-
解決
明治から太平洋戦争前までに大阪府で起きた災害を調べている。
- 回答
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『淀川百年史』(建設省近畿地方建設局)
p.303-304明治初年の洪水 p.304-310明治18年の洪水 p.522-534大正6年の洪水 付録p.1792-1803淀川百年年表
『大和川付け替え300年』(雄山閣)
『大阪春秋 第82号』(大阪春秋社)特集:おおさかの災害と復興
『大阪の気象百年』(日本気象協会関西本部)
p.85 →1936(昭和11)年 河内大和地震 奈良・大阪の府県境 M6.4 (近畿地方の被害地震一覧p.84-85)
p.57-63 →1934(昭和9)年 室戸台風
p.111- 災害年表 →有史以来1981(昭和56)年までの大阪府の気象災害
『理科年表 平成30年』(丸善出版)
p.348-「日本のおもな気象災害」
室戸台風について
『日録20世紀 1934(昭和9年)』(講談社)p.3-5
『近代大阪年表』(日本放送出版協会)p.137-138
『新修大阪市史 第七巻』(大阪市)p.79-82 室戸台風復興事業
『大阪府風水害誌』(大阪府)
『災害が学校を襲うとき』(創元社)→大阪府立図書館所蔵
- 回答プロセス
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『大阪府誌』の目次をざっと見たが該当するものがなかったので『新修大阪市史』の目次を調べたところ明治期に淀川の工事があったことがわかった。
レファレンス協同データベースで「大阪 災害」とキーワードを入力して検索すると2011年4月11日登録の大阪市立中央図書館の事例があった。インターネットで「大阪府 災害 明治」とキーワードを入力して検索すると大阪府立図書館の「自然災害と対策‐近畿の自然災害史‐展示・関連資料リスト」というページがヒットした。該当する記事が載っているか分からないがと申し添えて『日本の歴史災害 明治編』を案内した。『災害・防災の本全情報』(日外アソシエーツ)で災害史や近畿地方と書かれたページを順に確認していくとp.126「風水害」のページに淀川関連以外で『大和川付け替え三〇〇年』があることが分かり、自館資料を検索すると所蔵があった。『理科年表』p.735-767にある「日本付近のおもな被害地震年代表」に古代から現在までにおきた地震が載っていたので該当年代を見てみたが大阪府はなかった。p.348-「日本のおもな気象災害」に昭和2年以降の気象災害が載っていたので見てみると西日本や近畿など大阪を含む地域に台風や大雨が数件あり、その中で昭和9年の室戸台風の被害地域が「九州~東北(特に大阪)」とあった。出典が『地震の事典』と書かれていたので内容を確認すると震央地名が都道府県で載っていた。該当年間に大阪府はなかった。ちなみに南海地震は昭和21年で、震央地名は「紀伊半島沖」だが震害が及んだ地域に大阪湾沿岸も入っている。室戸台風については、レファ協で検索し、2007年7月11日登録の大阪府立中之島図書館の事例を参考にした。
- 事前調査事項
- NDC
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- 地震学 (453)
- 河海工学.河川工学 (517)
- 参考図書[レファレンスブック] (403)
- 参考資料
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- 『淀川百年史』 淀川百年史編集委員会/編集 建設省近畿地方建設局
- 『大和川付け替え300年』 大和川水系ミュージアムネットワーク/編 雄山閣
- 『大阪春秋 第82号』 大阪春秋社
- 『理科年表第91冊(平成30年)』 国立天文台/編 丸善出版
- 『地震の事典』 宇津 徳治/[ほか]編集 朝倉書店
- 『日録20世紀1934(昭和9年)』 講談社
- 『近代大阪年表』 NHK大阪放送局/編 日本放送出版協会
- 『新修大阪市史 第7巻』 新修大阪市史編纂委員会/編集 大阪市
- 『大阪府風水害誌』 大阪府
- 『大阪の気象百年』 大阪管区気象台/編集 日本気象協会関西本部
- キーワード
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- 災害(サイガイ)
- 洪水(コウズイ)
- 大阪(オオサカ)
- 淀川(ヨドガワ)
- 大和川(ヤマトガワ)
- 室戸台風(ムロトタイフウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000245011