レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年09月15日
- 登録日時
- 2018/09/15 16:47
- 更新日時
- 2018/09/19 10:41
- 管理番号
- B2018口頭0901
- 質問
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解決
マイクロ波で牡蠣のフタを開ける発明がアメリカの教授によってなされたという週刊誌の記事を読んだ記憶がある。この機械や発明者について詳しく知りたい。時期は1980~1985年ころ。
- 回答
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ご依頼事項に適合する週刊誌の記事を探すため、国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)および大宅壮一文庫雑誌記事索引検索 Web版(当館契約データベース)を検索しましたが、該当する記事は見当たりませんでした。
そこで、海外の新聞記事などを検索できるデータベースProQuest(当館契約データベース)を1980年から1985年までの期間について、「microwave oyster open」等のキーワードで検索すると、次の新聞記事が見つかりました(資料1)。メリーランド大学のLeonard Taylor教授が考案した旨の記載があります。
資料1
Painless oyster shucker: U-md. professor's device zaps 'em with microwaves. The Washington Post (1984, June 07)
次に、海外の特許情報データベースEspacenet(https://worldwide.espacenet.com/)を「microwave Oyster」等で検索すると、発明者がLeonard Taylorである次の資料が見付かりました(資料2)。Espacenetの検索結果から左の「Original document」ボタンをクリックすると特許内容を閲覧できます。
資料2
US4420492 (A) - Method for shucking bivalve mollusks using microwave energy
https://worldwide.espacenet.com/publicationDetails/biblio?FT=D&date=19831213&DB=EPODOC&locale=jp_EP&CC=US&NR=4420492A&KC=A&ND=4
また、次の資料には、Taylor氏の略歴などの記載があります。Gale Virtual Reference Library(当館契約データベース)で検索したところ、レファレンスブックAmerican Men & Women of Scienceの内容がヒットしました。
資料3
"Taylor, Leonard S." American Men & Women of Science: A Biographical Directory of Today’s Leaders in Physical, Biological and Related Sciences, edited by Jeffrey Muhr, 35th ed., vol. 15, Gale, 2017, p. 9280.
国立国会図書館提供調べ方ページ「リサーチ・ナビ」の調べ方案内でも、特許の調査方法を紹介していますので、あわせてご覧ください。
・調べ方案内「特許」(https://rnavi.ndl.go.jp/stm/post-42.php)
インターネットの最終アクセス日は2018年8月17日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 研究法.指導法.技術教育 (507 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- マイクロ波
- 牡蠣
- 発明
- 特許
- アメリカ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 科学技術
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000242573