レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年01月26日
- 登録日時
- 2018/02/01 15:22
- 更新日時
- 2018/04/24 17:33
- 管理番号
- 埼久-2017-121
- 質問
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解決
アマチャとアマチャヅルの薬効の違いを知りたい。
- 回答
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薬草に関する資料を調査したところ、質問に関する記述が見つかったのでこれを紹介した。
『原色牧野和漢薬草大圖鑑』(和田浩志[ほか]編集 三橋博旧版監修 寺林進編修 北隆館 2002)
p159 「アマチャ【薬効】甘味料、矯味料に用いる。甘味料は砂糖の代用として糖尿病患者に用い、矯味料としては家庭薬、口腔清涼剤などに味をつけ飲みやすくする」とあり。
p515 「アマチャヅル【薬効と薬理】葉の熱水抽出液には血小板凝集抑制作用があり、粗サポニン画分には高脂血症改善作用のあることが報告されている。アマチャヅルは胃弱、喘息発作、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、肝臓病、糖尿病、前立腺肥大、花粉アレルギー、眼精疲労、水虫、リウマチ、偏頭痛、神経痛などによいといわれる」とあり。
『家庭で使える薬用植物大事典』(田中孝治著 家の光協会 2002)
p27 「アマチャ 薬用:甘味料 甘茶には、フィロズルチンおよびその配唐体、ルチン、ケンフェロール、クエルセチンなどを含んでいる。フィロズルチンはショ糖の約1000倍の甘みがあり、糖尿病や肥満症の人の砂糖がわりとして煎液が用いられる」とあり。
p28 「アマチャヅル 薬用:滋養保健 茎葉に薬用の人参(チョウセンニンジン)に含まれる、ジンセノサイド11種中の4種を含むとして注目され、組織細胞を若返らせる作用もあるという」とあり。
『日本の薬草 フィールドベスト図鑑 vol.17』(指田豊監修 学習研究社 2004)
p176 「アマチャ 薬効:糖尿病患者の砂糖代わりの甘味料」とあり。
p82 「アマチャヅル 薬効:強壮、利尿」とあり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 植物学 (470 9版)
- 薬学 (499 9版)
- 参考資料
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- 『原色牧野和漢薬草大圖鑑』(和田浩志[ほか]編集 三橋博旧版監修 北隆館 2002) , ISBN 4-8326-0004-4
- 『家庭で使える薬用植物大事典』(田中孝治著 家の光協会 2002) , ISBN 4-259-56016-6
- 『日本の薬草 フィールドベスト図鑑 vol.17』(指田豊監修 学習研究社 2004) , ISBN 4-05-402540-4
- キーワード
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- 甘茶(アマチャ)
- アマチャヅル
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000229627