レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/01/21
- 登録日時
- 2021/04/01 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:41
- 管理番号
- M21012111010852
- 質問
-
在宅療養をする時に行われる、退院前カンファレンスの実施方法について分かる資料はないか
- 回答
-
①『そこが知りたい!在宅療養Q&A』
p.7-9「がん患者の退院前カンファレンスの進め方」という項があり、留意すべき点の解説がある。開催時期は「退院日の直前~1週間前」、出席者は必要最小限メンバーなら「患者と家族」「訪問看護師」「退院調整看護師またはメディカル・ソーシャル・ワーカー」「病棟看護師」とある。内容は「①病気の経過や見通しをどのように説明しているか」「②入院前の日常生活動作(ADL)と入院中に病院専門職から受けているケアの確認」「③入院中、出現している症状とその対策」「④退院先の状態の把握と患者送迎の準備状況確認」「⑤各専門職の訪問の予定など」とある。カンファレンスを始めるときの挨拶についても言及されている。
②『在宅復帰支援』
p.30-31医師会が期待する在宅医療連携の実践例として、著者の所属する愛知県の公立陶生病院のがん相談支援室の事例が挙げられている。そこでは「退院時カンファレンスにおいては医師・看護師のみならず病院側では病棟薬剤師やリハスタッフ、在宅側では訪問看護ステーションやケアマネージャーは当然として歯科医師、歯科衛生士、訪問看護ステーションの薬剤師、訪問栄養士、リハスタッフ、ヘルパーステーション、訪問入浴、介護用品支給事業者、果ては介護タクシー事業者と患者・家族までが(中略)1時間程度話し合う」とある。
p.121中小病院である名古屋市のかわな病院緩和ケアサポートチームの実践例として、病院側、在宅側スタッフの役割や、連携方法について記載がある。
p.136-137長崎大学病院緩和ケアチームの実践例として、「日程調整の工夫」や「何を話し合うのか?」について記載がある。出席者から情報提供があった後、「急変時の対応、入院受け入れについて」などの検討事項が話し合われる、とある。
③『家族のための「在宅医療」読本』
p.105「退院時カンファレンスとは、患者さんと家族、医師、看護師、ケアマネージャー、医療ソーシャルワーカーらが集まって実施する、退院後の療養や介護についての話し合いのことです。」とあり、在宅医の同席も勧めている。
④『在宅現場の地域包括ケア』
p.81-82 退院前カンファレンスを実施する前に訪問看護師がどのように動くとよいか、解説されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 参考資料
-
-
①日本ホスピス・在宅ケア研究会『そこが知りたい!在宅療養Q&A』 診断と治療社,2014,11,217p. 参照はp.7-9.
②和田忠志『在宅復帰支援』 南山堂,2018,13,214p. 参照はp.30-31,121,136-137.
③内田貞輔『家族のための「在宅医療」読本』 幻冬舎メディアコンサルティング,2017,182p. 参照はp.105.
④秋山正子『在宅現場の地域包括ケア』 医学書院,2016,14,147p. 参照はp.81-82.
-
①日本ホスピス・在宅ケア研究会『そこが知りたい!在宅療養Q&A』 診断と治療社,2014,11,217p. 参照はp.7-9.
- キーワード
-
- 退院前カンファレンス
- 退院時カンファレンス
- 在宅医療
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2021012111015710852
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000296131