レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20191114
- 登録日時
- 2019/12/03 00:30
- 更新日時
- 2019/12/03 00:30
- 管理番号
- 400000117
- 質問
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解決
茨木市に住んでいたという茨木二介元行について知りたい。
- 回答
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『新修茨木市史 第1巻 通史1』(茨木市史編さん委員会/編 茨木市 2012)P797
今新流(きんしんりゅう)を興した鍼医の茨木元行が、師匠の教本の針治部分について書写した仮題『針聞書』を残した人物として記載されており、中世末期に茨木城下の住人だったことが載っている。署名内容は「摂州住人上郡茨木二介元行」
『戦国時代のハラノムシ 「針聞書」のゆかいな病魔たち』(長野 仁・東 昇/編 国書刊行会 2007)P87
P87 3乱世の蟲師・茨木元行として、鍼治療の教本『針聞書』(永禄11年)の編者茨木二介(にすけ)を紹介している。『針聞書』の巻末の奥書から元行(げんぎょう)と号していたことがわかり、居住地として記されている摂州・上郡は現在の大阪府茨木市付近と紹介されている。また『今新流鍼法伝書』(永禄12年)も茨木二介の書とされている。
『虫の知らせ 九州国立博物館蔵『針聞書』(ジェイキャスト 2007)P42-53
P42 九州国立博物館収蔵の『針聞書』が編集されたのは永禄11年(1568年)、茨木元行という針治療の名医の手による古写本であることが載っている。
P46 元行が武家の出自で、武士の兼業として鍼治に携わっていたと考えられるとある。
P48 編者の茨木元行は、「今新流」という鍼を専門とする流派の開祖(家元)であることが載っている。苗字から、現在の大阪府茨木市に居を構えていたとある。
インターネット情報
「九州国立博物館収蔵品ギャラリー『針聞書』HP」
http://www.kyuhaku.jp/collection/collection_harikiki.html
『針聞書』の内容について掲載。元行については、現在の大阪府茨木市周辺の出身と思われるということが掲載されている。 (2019年10月確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 臨床医学.診断.治療 (492 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 茨木市
- 医療
- 鍼
- 人物
- 歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000269718