レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月09日
- 登録日時
- 2019/10/28 15:54
- 更新日時
- 2019/10/28 16:35
- 管理番号
- 宮城県白石高-2019-09
- 質問
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解決
安楽死について知りたい。
- 回答
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安楽死または尊厳死については以下の資料があります。ご覧ください。
- 回答プロセス
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自館蔵書検索と本棚のブラウジング(主に490医学のコーナー)により以下の資料を見つけた。
調査資料1は第1章で安楽死を,第2章で尊厳死を取り扱っており,その違いについて考察を加えることに加え,第3章以降で医療現場や一般社会における死生観についても踏み込んだ論説が見られる。
調査資料2には「安楽死」「尊厳死」の項目があり,特に尊厳死の項には「死に至らせる安楽死とは異なる概念」との記述があり,意味合いが異なることを明示している。
調査資料3は,安楽死や尊厳死の言葉の定義を「積極的安楽死」「延命治療の手控えと中止」などの項目に分けて考える一方,「平穏死」「自然死」「不審死」などの他の「○○死」との比較を行うことで人のいのちは誰のものか,という根本的な部分をしっかりと見つめないと「死の自己決定権」というものについては判断できないことを明らかにしている。
調査資料4は終末期医療に取り組む医療現場の向き合い方をレポートしたもので,死と向き合い生の意味を問う医師たちの姿勢が生々しく記されている。
- 事前調査事項
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授業で出てきた。調べたい。
- NDC
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- 医学 (490 10版)
- 参考資料
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- 調査資料1 安楽死と尊厳死 保坂正康 講談社 1993
- 調査資料2 図解看護・医学事典 第8版 井部俊子/監修 箕輪由行/監修 医学書院 2017
- 調査資料3 安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと 安藤泰至 岩波書店 2019
- 調査資料4 大切な人をどう看取るのか 信濃毎日新聞社文化部 岩波書店 2010
- キーワード
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- 終末期医療
- 生命倫理
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 宮城県内では県立学校唯一の看護科設置校であり,そのことに起因して看護系への進学を考える普通科生徒についても多いことを考慮し,この分野(医療・看護系)の資料は今後も重点的に収集予定。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 高校生
- 登録番号
- 1000263064