レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年03月29日
- 登録日時
- 2018/05/22 16:59
- 更新日時
- 2018/07/05 14:14
- 管理番号
- 埼久-2018-008
- 質問
-
未解決
豊臣秀吉の朝鮮出兵の時のトラの生息地について知りたい。特にマレーシア、中国、朝鮮に実際にトラは生息していたのか知りたい。
- 回答
-
豊臣秀吉の生きていた時代である十六世紀のトラの生息地について書かれている資料は見つからなかった。
参考に、過去の生息地について書かれている以下の資料を紹介した。
『トラ 絶滅の危機に頻している種 第1巻 トラの進化と分類』(エッソ石油 1997)
p25 「今世紀の初頭まで、トラは、ユーラシア大陸のあちこちに広く生息していました。西はコーカシア、イラン、トルコの辺りから、東は東シベリアのアムール地方、南はインド、マレーシア(後略)」とあり。
p25-27 ベンガルトラ、インドシナトラの生息地にマレーシア、アムールトラの生息地に北朝鮮あり。
『世界動物大図鑑 DKブックシリーズ』(デイヴィッド・バーニー総編集 ネコ・パブリッシング 2004)
p213 「(前略)8亜種が認められているが、1950年代から3種が絶滅し(中略)トラの分布域はかつては東トルコまで広がっていたが、現在は南アジアと東アジアのごく一部に縮小してしまった。(後略)」とあり。
『レッド・データ・アニマルズ 動物世界遺産 1 ユーラシア、北アメリカ』(小原秀雄[ほか]編著 講談社 2000)
p141 「トラ(シベリアトラ、マンシュウトラ、チョウセントラ、ウスリートラ、アムールトラ)」の項に「分布 ロシア東部のウスリー地方および中国東北部」、「(前略)かつてはバイカル湖からサハリンにまで分布するとされていた。(後略)」とあり。
『レッド・データ・アニマルズ 動物世界遺産 4 インド、インドシナ』(小原秀雄[ほか]編著 講談社 2000)
p12 「トラ」の項に「本巻で扱うベンガルトラ、インドシナトラ、アモイトラの3亜種は、インドから中国南部、マレー半島にかけて散在する。」とあり。
p142 「トラ(ベンガルトラ、インドシナトラ、アモイトラ)」の項にマレーシアと中国あり。
「インドシナトラ(マレートラ)」とあり。
- 回答プロセス
-
1 質問の時代を調べる。
『国史大辞典 10 と-にそ』(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1989)
p458「とよとみひでよし 豊臣秀吉」の項の生没年は「一五三七-九八」の記述あり。
2 NDC分類〈489.53〉の棚を確認する。
3 《ウィキペディア》(https://ja.wikipedia.org/wiki/ ウィキメディア財団)を〈トラ〉で検索する。
《トラ-Wikipedia》(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9 ウィキメディア財団)
参考資料にあげられている『中世の生活空間』(戸田芳実編 有斐閣 1993)を確認するが、該当する記述なし。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2018年5月22日。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 哺乳類 (489 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- トラ
- 生息地
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000236360