レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/06/28
- 登録日時
- 2006/12/08 02:10
- 更新日時
- 2024/03/30 00:31
- 管理番号
- M06080517053698
- 質問
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イラクサ科のヤブマオを岡山県津山地方では「ヒュウズ」と言うか?
戦時中に「ヒュウズ」を採取し、代用の布を織っていた。
- 回答
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方言辞典などには「ヒュウズ」はなし。
『奥津町の植物』(奥津町)の索引で「ヤブマオ」を見ると、「カラムシ(ヒュウジ)」とある。解説によると、「表皮から繊維を取り衣服の材料などいろいろに利用された。第二次大戦中は、この皮を供出した」とある。発音が似ていること、代用布として利用されたことなどから「ヒュウジ」として紹介されている。
『日本植物方言集成』によれば、「ひゅうじ」は「からむし(芋麻)」とのことである。岡山(英田)の方言であると記載されている。
『図説花と樹の事典』によれば、「ヒウジ」が「カラムシ芋麻」の方言であることがわかる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 植物学 (470 9版)
- 参考資料
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苫田ダム水没地域民俗調査団編『奥津町の植物』奥津町(苫田郡) 苫田ダム水没地域民俗調査委員会,2003,251p.参照はp.56.
八坂書房編『日本植物方言集成』八坂書房,2001,946p.参照はp.156‐157.
植物文化研究会編『図説花と樹の事典』柏書房,2005,589p.参照はp.122.
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苫田ダム水没地域民俗調査団編『奥津町の植物』奥津町(苫田郡) 苫田ダム水没地域民俗調査委員会,2003,251p.参照はp.56.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2006080517064153698
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000032147