レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/03/20
- 登録日時
- 2021/04/01 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:41
- 管理番号
- M21032017111890
- 質問
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染色体検査法のひとつとされるFISH法とはどのような方法か。
- 回答
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①『好きになる病理学 第2版』
p.97 ISH法とFISH法の解説がある。「ISHは、in situ hybridization(インサイチューハイブリダイゼーション)の頭文字をとったもので、FISHは、ISHにfluorescence(蛍光の意味)を付けたものです。」と書かれている。「ヒトの染色体に存在する遺伝子異常を検査する方法」で、「ウイルス感染、先天性疾患、腫瘍診断など」に応用されているとある。
②『遺伝学辞典』
p.164 「fluorescence in situ hybridization 〈蛍光 in situ ハイブリダイゼーション〉」の項目に、「略号FISH。分裂中期の染色体または静止期の核において、蛍光色素に結合した核酸プローブ(中略)を用いて相補的な配列を検出する方法。」とある。使用目的として、「遺伝子マッピング」、「染色体異常の同定」、「テロメア短縮」、「特定の遺伝子や染色体領域のコピー数の変化の検出」が挙げられている。
③『バイオインフォマティクス事典』
p.527 「蛍光 in situ ハイブリダイゼーション(fluorescent in situ hybridization,FISH)を用いれば、より小さな領域に限定された染色体異常を観察することができる」とある。
④『岩波 生物学辞典 第5版』
p.386 「蛍光in situハイブリダイゼーション法」の項目に「FISH法と略記。蛍光物質で標識したDNAやオリゴヌクレオチドプローブを用い、固定した組織や細胞のDNAあるいはRNAとスライドグラス上でハイブリダイゼーションさせ蛍光顕微鏡で検出する手法。」とあり、何に用いるのかが解説されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 遺伝学 (467 9版)
- 参考資料
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①早川欽哉『好きになる病理学 第2版』 講談社,2019,7,263p. 参照はp.97.
②Robert C.King,Pamela K.Mulligan,William D.Stansfield『遺伝学辞典』 慶応義塾大学出版会,2018,12,660p. 参照はp.164.
③日本バイオインフォマティクス学会『バイオインフォマティクス事典』 共立出版,2006,23,807p. 参照はp.527.
④巌佐庸, 倉谷滋, 斎藤成也[ほか]『岩波生物学辞典 第5版』 岩波書店,2013,17,2171p. 参照はp.386.
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①早川欽哉『好きになる病理学 第2版』 講談社,2019,7,263p. 参照はp.97.
- キーワード
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- FISH法
- 遺伝学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2021032017174211890
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000296191