レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年06月22日
- 登録日時
- 2012/06/22 14:20
- 更新日時
- 2012/07/10 16:45
- 管理番号
- 島根参2012-06-003
- 質問
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解決
大腸菌の大きさが知りたい。できれば、図で分かりやすく整理されたものがよい。
- 回答
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当館所蔵資料及びインターネット情報を調査した結果、【資料2】がわかりやすくまとめられており、このページを紹介。また、大きさや写真の掲載がある以下の資料についても紹介。
資料1:大腸菌は少し縦長の楕円形をしており、幅は約2000分の1ミリメートル、縦の長さは約500分の1ミリメートルとある。また、白黒の「大腸菌の電子顕微鏡写真」もある。
資料2:「大腸菌 0.5×1.0~3.0ミクロン」(※1ミクロン=1/1000mmとあり、細菌の構造が絵で解説してある。
資料3:幅約2000分の1mm、長さ約500分の1mmの長楕円形をしているとある。カラー写真も2点あり。
資料4:図のなかで、「細菌(大腸菌など)」の大きさは、1ミクロンと示してある。
資料5:大きさについての記述はないが、大腸菌の大きいカラー写真がある。写真にあるバーが1µmであることから大きさを推測することはできる。
- 回答プロセス
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(1) 自館OPACで「大腸菌」を検索し、内容を調査。
(2) さらに、「O157」「食中毒」「病原体」等のキーワードでも検索。
(3) 並行して、インターネットで「大腸菌」×「大きさ」で検索したところ、【資料2】がヒット。
以下の資料は調査済。
・『食中毒の科学』(裳華房,2000.10)書庫493.1/ホ00/
・『あなたの知らない細菌のはなし』(大月書店,2010.4)J465.8/ア10/
・『病原性大腸菌O157 岩波ブックレット№ 413』(岩波書店,1996)書庫493.1/タ96/
・『大腸菌 進化のカギを握るミクロな生命体』(日本放送出版協会,2009.11)491.7/ジ09/
・『食品微生物学辞典』(中央法規出版,2010.4)R498.5/シ10/ ←「大腸菌」の項目はある。
・『微生物学 第2版 エキスパート管理栄養士養成シリーズ』(化学同人,2007.4)491.7/ビ07/ ←「細菌の大きさと性質」の項はあるが、大腸菌なし。
・『ブラック微生物学 第2版』(丸善,2007.1)491.7/ブ07/
・『大きさくらべ絵事典 一目でわかる』(PHP研究所,2010.9)子ども031/オ10/ ←細菌はあるが、大腸菌なし。
<参考として>
〔wikipedia:大腸菌〕http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%85%B8%E8%8F%8C(最終確認2012/7/10)
- 事前調査事項
- NDC
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- 内科学 (493 8版)
- 微生物学 (465 8版)
- 参考資料
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- 【資料1】 『病原性大腸菌O157がわかる 危険な食中毒菌一覧』 日経メディカル編集部/編,日経BP社,1996.9 (p20~21「大腸菌ってどんな菌」 書庫493.1/ビ96/)
- 【資料2】 〔神奈川県衛生研究所:細菌の構造と大きさ〕http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/001_event/0101_open/files/p_01.pdf(最終確認2012/7/10)
- 【資料3】 『今「食中毒」が危ない 最新版・地球環境白書』 学研,1997.8 (p32「大腸菌っていったい何者?」書庫493.1/イ97/ )
- 【資料4】 『こわい!ウイルス・感染症 1 身のまわりにいっぱい!病原体』 山崎 智嘉/著 岡部 信彦/監修,汐文社,2005.3 (p11「細菌とウイルスの大きさくらべ」 J493.8/ヤ/1)
- 【資料5】 『微生物の世界』 日本菌学会/監修 日本藻類学会/監修,筑波出版会,2006.7 (p4~5 465/ニ06/)
- キーワード
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- 大腸菌
- 細菌
- 微生物
- 感染
- O157
- 食中毒
- 病原体
- Escherichia coli
- 桿菌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000107656