レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年04月10日
- 登録日時
- 2021/12/03 14:39
- 更新日時
- 2022/03/25 16:29
- 管理番号
- 埼久-2021-050
- 質問
-
解決
転写因子「Gfh1」について書かれている資料がみたい。
- 回答
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以下の資料及び情報を提供した。
1 雑誌
関根俊一〔ほか〕著「転写因子によるRNAポリメラーゼの制御のメカニズム 細菌の転写を阻害する新たな仕組み」(『化学と生物 49-11』p732-734 日本農芸化学会 2011.11)
p733に「Gfh1は2つのドメイン(N末端およびC末端ドメイン)からなる小型のタンパク質で、RNAポリメラーゼに結合して転写を抑制することが知られている。(後略)」とあり、Gfh1がポリメラーゼを阻害することについて記述あり。関連する図あり。
田上俊輔[ほか]著「Crystal structure of bacterial RNA polymerase bound with a transcription inhibitor protein.」(『Nature 2010.12.16(468-7326)』p978-982 Springer Nature 2010.12)
高度好熱菌Thermus thermophilesのRNAポリメラーゼとGfh1との複合体のX線結晶構造解析について記述あり。
2 インターネット情報
《ライフサイエンス新着論文レビュー》(https://first.lifesciencedb.jp/ ライフサイエンス統合データベースセンター)
「細菌RNAポリメラーゼと転写因子Gfh1との複合体のX線結晶解析」(http://first.lifesciencedb.jp/archives/1741 ライフサイエンス統合データベースセンター)
上記で紹介した論文「Crystal structure of bacterial RNA polymerase bound with a transcription inhibitor protein.」について、著者自身が日本語で執筆した論文レビューあり。
《東京大学 大学院理学系研究科・理学部》「細菌の遺伝子発現を阻害する新たな仕組みを発見」(https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2010/47.html 東京大学)
上記で紹介した論文「Crystal structure of bacterial RNA polymerase bound with a transcription inhibitor protein.」のプレスリリースについて記述あり。
《KAKEN: 科学研究費助成事業データベース》(https://kaken.nii.ac.jp/ja/ 国立情報学研究所)
「転写・翻訳を担う超分子複合体RNAポリメラーゼおよびリボソームの結晶構造解析(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20247008/)
遺伝子発現の根幹である転写および翻訳においてそれぞれ中核的な役割を担うRNAポリメラーゼおよびリボソームについての研究とあり。研究代表者は横山茂之氏。研究成果報告書、実績報告書の閲覧可。
「転写においてRNAポリメラーゼが形成する過渡的な複合体の構造機能解析」(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-23370048/)
タンパク質複合体であるRNAポリメラーゼの構造状態の解析等についての研究とあり。研究代表者は関根俊一氏。研究成果報告書、実績報告書の閲覧可。
- 回答プロセス
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1 《Japan Knowledge》(ネットアドバンス)を〈転写因子〉で検索する。
2 参考図書を調べる。
3 NDC分類〈464、467〉の資料を調べる。
4 オンラインデータベースを検索する。
(1)《JDreamIII》(ジー・サーチ)を〈Gfh1 & 絞りこみ条件:日本語)〈Gfh factors〉で検索する。
関根俊一〔ほか〕著「転写因子によるRNAポリメラーゼの制御のメカニズム 細菌の転写を阻害する新たな仕組み」(『化学と生物 49-11』p732-734 日本農芸化学会 2011.11)
引用文献あり。
(2)《医中誌Web》(医学中央雑誌刊行会)を〈RNAポリメラーゼ & 転写因子 & 制御〉〈Gfh1〉で検索する。
5 《J-STAGE》(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/ 科学技術振興機構)を〈キーワード:転写因子 & Gfh1 & 絞り込み条件:会議録・要旨集を除く & 日本語)で検索する。
6 《J-GLOBAL》(http://jglobal.jst.go.jp/ 科学技術振興機構)を〈Gfh1〉で検索する。
7 《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)を〈Gfh1〉で検索する。
8 4(1)の引用文献「Crystal structure of bacterial RNA polymerase bound with a transcription inhibitor protein.」(『Nature 2010.12.16(468-7326)』p978-982 Springer Nature 2010.12)を確認する。
9 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈Gfh1 & 転写因子〉で確認する。
10 《Pub Med》(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed 米国国立医学図書館)を確認する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2020年4月10日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 生化学 (464 9版)
- 遺伝学 (467 9版)
- 参考資料
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- 『化学と生物 49-11』(日本農芸化学会 2011.11)
- 『Nature 2010.12.16(468-7326)』(Springer Nature 2010.12)
- キーワード
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- 核タンパク質
- DNAポリメラーゼ
- 遺伝学-研究
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 自然科学
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000308553