レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年04月22日
- 登録日時
- 2012/10/18 12:27
- 更新日時
- 2016/04/20 11:20
- 管理番号
- いわき総合-地域28
- 質問
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解決
いわきの活断層について知りたい。なるべく最新の情報が欲しい。
- 回答
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『いわき市地域防災計画 平成22年改訂』のP28-29、『新編 日本の活断層』P162-163にいわき市周辺の活断層図があります。
これによると、①双葉断層、②大阪‐足沢、③鬼太郎山西、④二ッ箭断層、⑤大倉断層群、⑥赤井断層、⑦湯ノ岳断層、⑧井戸沢断層、といったものがいわき市周辺の活断層になります。
震災後に発行された資料である『いわき市・東日本大震災の証言と記録』(いわき市 2013)P23に、市内の断層位置図がカラーでわかりやすく掲載されています。P20には井戸沢断層、湯ノ岳断層の位置図、P21に二ツ箭断層、赤井断層の位置図が掲載されています。
また、常磐炭田時代のやや古い資料になりますが『福島県常磐地区の地盤』P9では、上記以外の断層(白坂断層群や烏館断層群など)も確認することができます。『いわき市史 第5巻 自然・人文』のP78-87まで、市内断層についての詳細な記述がありました。
- 回答プロセス
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1.資料を調査
【資料①】『いわき市地域防災計画 平成22年改訂』
P28-29に「いわき市周辺の活断層」についての図および記述あり。出典が『新編日本の活断層』(活断層研究会・東京大学出版会)とあり、当館に所蔵あることから、こちらも確認する。
【資料②】『新編 日本の活断層』
1991年3月初版。P162-163にいわき市周辺の活断層の図あり。
【資料③】『阿武隈高地の地形』(里見庫男∥著)
口絵図版に「赤井断層崖と水石山」「湯ノ岳断層崖と断層鞍部」などの写真あり。P6にも断層についての記述が少しあった。
【資料④】『平地学同好会会報 第19報』
1992年12月発行。P35-40に「新川流域の地質概略と沖積層の地下構造」(柳澤一郎)あり。断層についての記述がある。
【資料⑤】『福島県常磐地区の地盤』
P9に「断層系統図」あり。上記資料にある活断層以外の断層を確認できる。常磐炭田地質図説明書によるもので1957と古い。
【資料⑥】『いわき市史 第5巻 自然』
P78-87に、市内断層についての詳細な記述があった。
【資料⑥】『いわき市・東日本大震災の証言と記録』
震災後に発行された資料。P23に、市内の断層位置図がわかりやすく掲載されている。2011.4.11、4.12の地震に関係する井戸沢断層(塩ノ平断層)、湯ノ岳断層についての記述あり。
上記資料の他に、『日本の活断層地図』(人文社)などを見るが、いわき市の断層についての記述はなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会福祉 (369 9版)
- 地形学 (454 9版)
- 参考資料
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- いわき市地域防災計画 平成22年改訂 いわき市防災会議∥編 いわき市 2010 K/369/イ
- 新編日本の活断層 分布図と資料 活断層研究会∥編 東京大学出版会 1995 R/454/シ
- 阿武隈高地の地形 自然環境へのアプローチ 里見 庫男∥著 里見庫男 2005 K/454/サ
- 平地学同好会会報 第19号 平地学同好会∥編 平地会同好会 1992 K/450/タ/19
- 福島県常磐地区の地盤 建設省計画局∥編 福島県∥編 大蔵省印刷局 1966 K/455/フ
- いわき市史 第5巻 いわき市史編さん委員会∥編集 いわき市 1973 K/210.1-1/イ
- いわき市・東日本大震災の証言と記録 いわき市 2013 K/369/イ
- キーワード
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- 地震
- 断層
- 震災
- 活断層
- 双葉断層
- 大阪‐足沢断層
- 鬼太郎山西断層
- 二ッ箭断層
- 大倉断層群
- 赤井断層
- 湯ノ岳断層
- 井戸沢断層
- 白坂断層群
- 烏館断層群
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000112736