レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/10/20
- 登録日時
- 2019/09/21 00:30
- 更新日時
- 2019/09/21 00:30
- 管理番号
- DR20181000210
- 質問
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解決
千葉県で多くみられる谷津(あるいは谷津田)と呼ばれる地形ができた理由を調べたい。
- 回答
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『谷津田小宇宙』巻末に「谷津田について」の項目がある。「谷津田の形成-谷津田は昔、海の底だった」に成因の解説がある。千葉県北西部の下総台地はかつて広大な海の底だったが、氷河期に海面が低下し平坦な陸地が侵食によって深い谷になった。縄文期に再び海面が上昇し海が谷の中に進入し、複雑に入り組んだ入り江を形成した。その後、海底が干上がり谷底に堆積物による平坦な低地が作られた結果、いまの谷津地形が形成された、と解説されている。『写真で見る自然環境再生』p.36-p.41に「伝統的な谷津田はヒトと生き物の里」の項目がある。p.36の「谷津田とその成り立ち」に、ほぼ同様の成因が書かれている。
- 回答プロセス
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『千葉県の自然誌』や千葉県の地形関係の本を調べたが、詳しい成因の記述は探せなかった。当館の蔵書検索で、「全文=谷津田」で検索し、2冊の本に記述があることが分かった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 地球科学.地学 (450 9版)
- 参考資料
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- 『谷津田小宇宙』 中野耕志 家の光協会 1998.7 748 , ISBN 4-259-54544-2
- 『写真で見る自然環境再生』 オーム社 2011.1 519.81 , ISBN 978-4-274-20977-2
- キーワード
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- 谷津
- 谷津田
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地域(千葉)
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000261625