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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
国立国会図書館(National Diet Library) (1110001)管理番号
(Control number)
B2011口頭1014
事例作成日
(Creation date)
20111014登録日時
(Registration date)
2011年11月17日 02時01分更新日時
(Last update)
2011年11月18日 09時50分
質問
(Question)
銀イオン(化学式Ag+)の生成エンタルピーを知りたい。
回答
(Answer)
ご照会の事項について、以下のとおり回答します(【 】内は当館請求記号です)。

『標準化学用語辞典』【PA2-H47】によると、「生成エンタルピー」(p.355)に、"とくに標準状態(通常、圧力1atmにとられる)における値を標準生成エンタルピーという"とあります。また、「生成熱」(p.356)に、"生成熱とは、定圧の条件では生成エンタルピーに等しい"とあります。
銀イオンの生成エンタルピー、標準生成エンタルピー、生成熱について掲載している資料(1)-(8)がありましたのでご紹介します。

(1)『化学便覧.基礎編 2』(改訂5版 丸善 2004.2 【PA2-H22】)
「表10.127 単体と無機化合物の標準生成エンタルピー、標準エントロピー、標準生成ギブズエネルギー(298.15K)」(pp.II-291~II-300)に、298.15K、101 325Pa(1 atm)における単体と無機化合物の標準生成エンタルピー(ΔfH°)、標準エントロピー(S°)、標準生成ギブズエネルギー(ΔfG°)を掲載しています。
Ag+はp.II-291に記載しており、気体状態での標準生成エンタルピーは1021.73 kJ/molとあります。

(2)『常用化学定数表』(広川書店 第3版 1989.5 【PA2-E29】)
pp.44-46に、「4.4 標準生成エンタルピーΔHf°および標準生成GibbsエネルギーΔGf°(298.15K)(水溶液中でのイオン)」を掲載しています。
Ag+はp.44に記載しており、標準生成エンタルピー(ΔHf°)は105.58 kJ/molとあります。

(3)『電気化学便覧』(第5版 丸善 2000.6 【PA2-G65】)
「表2.21 水溶液の熱力学的性質」(pp.62-64)では、水溶液中のイオンおよび非解離分子の標準状態における生成エンタルピー、生成ギブズエネルギー、エントロピーを掲載しています。
Ag+はp.62に記載しており、る生成エンタルピーは105.579 J/K・molとあります。

(4)『CRC Handbook of Chemistry and Physics』(91st ed. CRC Press 【Z63-C694】)
「Thermodynamic Properties of Aqueous Ions(水溶液中におけるイオンの熱理学的性質)」(pp.5-66~5-67)では、25℃、100kPaにおける標準生成エンタルピーなどを掲載しています。銀イオンはp.5-66に記載しており、105.6 kJ/molとあります。

(5)『Lange's handbook of chemistry』(16th ed. McGraw-Hill c2005 【PA2-B22】)
pp.1.237~1.279に、「TABLE 1.56 Enthalpies and Gibbs Energies of Formation, Entropies, and Heat Capacities of the Elements and Inorganic Compounds(元素と無機化合物の生成エンタルピー、生成ギブズエネルギー、エントロピー、熱容量)」を掲載しています。
Ag+はp.1.268に記載しており、生成ギブズエネルギー(ΔfH°)は、105.79(8) kJ/molとあります。

(6)『CODATA key values for thermodynamics』(Hemisphere Pub. Corp c1989 【PA54-A3】)
「Table 5. CODATA Recommended Key Values for Species at 101 325 Pa(1 atm)and 100 000 Pa(1 bar)」(pp.21-27)では、単体と無機化合物の標準生成エンタルピー(ΔfH°)、標準エントロピー(S°)などを表にまとめています。
Ag+はp.25に記載しており、水溶液中の298.15 Kにおける標準生成エンタルピーは、105.79±0.08 kJ/molとあります。

(7)『Gas-phase ion and neutral thermochemistry』(American Chemical Society and the American Institute of Physics for the National Bureau of Standards c1988 【PA2-A59】)
「Table 1. Positive Ion Table」(pp.40-646)では、陽イオンの生成熱(ΔfH)などを表にまとめており、Ag+はp.40に記載しています。

(8)『Thermal constants of substances』(Updated & augm. English ed. Begell House c1999 【M213-A45】)
V.4, p.144に、Ag+の気体状態(0K、298.15K)と水溶液中(298.15K)における生成エンタルピーを掲載しています。

調査済資料・データベース
・理科年表プレミアム(当館契約データベース:館内限定)
「2011:物理/化学部:水溶液中のイオンの標準生成エンタルピー、標準生成ギブズエネルギーおよび標準エントロピー」を収録していますが、銀イオンは掲載していません。
・Reaxys(当館契約データベース:館内限定)

データベースの最終アクセス日は、2011年11月1日です。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
金属元素とその化合物  (436)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
標準生成エンタルピー
生成エンタルピー
生成熱
Standard enthalpy of formation
Enthalpy of formation
Heat of Formation
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000096758解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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