レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/3/15
- 登録日時
- 2017/09/21 00:30
- 更新日時
- 2017/09/21 00:30
- 管理番号
- Q170310171604
- 質問
-
解決
貴館所蔵の雑誌『5年の科学』に該当記事があるか、調査をお願いします。
以前、『6年の科学』で調査していただきましたが、質問者から『5年の科学』も調査してもらいたいと依頼がありました。
【 】内は、貴館の請求記号です。
○ 雑誌名
『5年の科学』学研ネクスト【Z32-139】
○ 探している記事
第2次世界大戦時に、無人島に不時着した米兵が、少ない部品を活用して鉱石ラジオを作り、放送を聴いて希望をつないだという内容の記事。質問者によると、1971年頃だと記憶しているとのことです。
貴館所蔵の10(2)号(1971年5月)から13(12)号(1975年3月)まで(計25冊)の調査をお願いします。
<これまで調査した内容>
NDLサーチ
学研ホームページ
- 回答
-
次の資料を確認しましたが、お探しのものと思われる記事は見当たりませんでした。
5年の科学. 学研ネクスト, [19--]-2010【当館請求記号Z32-139】
10巻2号(1971年5月)、12巻1号(1973年4月)~13巻12号(1975年3月)
また、『5年の科学』の特集号として刊行された次の資料についても確認しましたが、お探しの記事は見当たりませんでした。
5年の読み物特集号 : 学習・科学. 1973. 学習研究社, 1973.9 【当館請求記号Y8-N09-J810】
ご参考までに、Google(https://www.google.co.jp/)にて、「鉱石ラジオ」「学研」「雑誌」「米兵」で検索を行ったところ、米兵のエピソードの号にはゲルマニウムラジオが付属していたとの情報がありました。そこで、付録について調査を行いました。
次のa~cのウェブサイト及び参考資料によると、ゲルマニウムダイオードを検波回路に用いたラジオが付録として添付されていた可能性があるのは、1965年から1984年(1974年を除く。)の『6年の科学』であると推測されます。
a. 学研70周年スペシャルサイト>科学のふろくギャラリー>人気ふろく10選>No.9 電池がないのに電波をキャッチ ラジオ
http://www.gakken.co.jp/campaign/70th/furoku/popular10_9.html
b. もう一度見たい!科学と学習 : 永久保存版ふろく百科. 学研教育出版, 2010.5 【当館請求記号Y94-J16415】
c. 学習研究社50年史編纂委員会 編. 学習研究社50年史 : 昭和21年-平成8年. 学習研究社, 1997.3 【当館請求記号UE57-G25】
※a~cは、付録を網羅したものではありません。
このうち、少なくとも13巻9号(1968年12月、当館未所蔵、ゲルマニウムラジオ、aに記載)及び26巻1号(1981年4月、ダイオードラジオ、cに記載)の付録は、鉱石ラジオであったことがわかりました。
そこで、当館に所蔵のある26巻1号(1981年4月)を確認したところ、お探しのものと内容が一致する記事が見つかりましたので、ご参考までにお知らせいたします。
「実話 ★さびたかみそりでラジオを作った!!」(p.61、カラー)
1943年、無人島に不時着したアメリカ人パイロットが鉱石ラジオを自作したという記事です。部品はヘルメット等から外して集めたほか、鉱石の代用として安全かみそりを海水でさびさせたものを使用したことや、「日本軍につかまるまでの間、このラジオが彼のただ1人の友人となった。」という文言が含まれています。
記事は、紙面の片ページの右半分に、枠付きで掲載されています。また、記事の中ほどには、パイロットが石に腰かけてラジオを聴いているイラストが描かれています。
(インターネットへの最終アクセス:2017年3月14日)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 逐次刊行物 (405 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000222116