レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年03月27日
- 登録日時
- 2022/04/23 10:30
- 更新日時
- 2022/06/23 15:26
- 管理番号
- 相橋-R4-001
- 質問
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解決
劣化ウラン弾について、帰還兵や現地の人の現状がわかる資料が見たい。
- 回答
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①~⑭の資料を提供した。⑮を案内した。
- 回答プロセス
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調べものコーナー原子力工学の書架をブラウジングしたところ、以下の資料が見つかった。
①『原子力総合年表』 原子力総合年表編集委員会/編 すいれん舎 201407 (自館請求記号:R539)
p609「第4部 世界テーマ別年表と世界各国年表 E 世界テーマ別年表 E4 放射線被爆問題」の項に、「1991.1.17 湾岸戦争開始。戦時中、米国・連合国軍が劣化ウラン弾約100万発(劣化ウラン320t含有)使用。米兵25万人(汚染地区に入った兵士の43%)が健康被害で治療を要求。18万人が政府に補償請求、その内9000人は既に死亡。98年12月2~3日開催の[劣化ウラン・バクダッド会議]で、イラクで死産や異常時の出産が多発、各種癌や白血病が戦前の5倍、と報告。」との記載あり。
②『原子力問題図書・雑誌記事全情報 1985-1999』 日外アソシエーツ/編 日外アソシエーツ 200004 (自館請求記号:R539)
p294-301「軍事利用 核兵器」の項に、該当の[雑誌記事]と[図書]の情報あり。
③『原子力問題図書・雑誌記事全情報 2000-2011』 日外アソシエーツ/編 日外アソシエーツ 2011 (自館請求記号:R539)
p411-413「軍事利用 核兵器 ≪劣化ウラン弾≫」の項に、該当の[雑誌記事]と[図書]の情報あり。
④『原子力問題図書・雑誌記事全情報 2011-2020』 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 202010 (自館請求記号:R539)
p442-444「軍事利用 核兵器・放射能兵器」の項に、該当の[雑誌記事]と[図書]の情報あり。
調べものコーナー軍事基地の書架をブラウジングしたところ、以下の資料が見つかった。
⑤『沖縄・米軍基地データブック』 高橋哲朗/著 沖縄探見社 2011 (自館請求記号:R395)
p53-54「第5章 見えにくい汚染物質 劣化ウランの軍事利用」の項に、「-前略- また、米軍内部の規則によって、日本国内の訓練では劣化ウラン弾の使用は認められていないが、1995年12月から1996年1月まで3回にわたって、久米島近海の鳥島で訓練中の米軍戦闘機が計1520発の劣化ウラン弾を発射している。米軍側の説明では[誤って発射された]とされ、訓練後まもなく鳥島で影響調査を実施。劣化ウラン弾の回収作業をしたという。-後略-」との記載あり。
市内OPACにてキーワード“レッカウランダン”で検索したところ、以下の資料が見つかった。
⑥『劣化ウラン弾 軍事利用される放射性廃棄物』 嘉指信雄/著 振津かつみ/著 佐藤真紀/著 小出裕章/著 豊田直巳/著 岩波書店 201308 (自館請求記号:Y559.2)
⑦『戦火の爪あとに生きる 劣化ウラン弾とイラクの子どもたち』 佐藤真紀/著 童話館出版 2006 (自館請求記号:J36)
⑧『ヒバクシャになったイラク帰還兵 劣化ウラン弾の被害を告発する』 佐藤真紀/編著 大月書店 2006 (自館請求記号:369.36)
⑨『イラク占領と核汚染』 森住卓/著 高文研 2005 (自館請求記号:369.37)
⑩『イラク湾岸戦争の子どもたち 劣化ウラン弾は何をもたらしたか』 森住卓/著 高文研 2002 (自館請求記号:369.37)
⑪『戦争はいかに地球を破壊するか 最新兵器と生命の惑星』 ロザリー・バーテル/著 緑風出版 2005 (自館請求記号:519)
p17-19「日本語版へのまえがき 劣化ウラン」の項に、該当の記載あり。
p375-388「おわりに ウラン兵器の危険と禁止を求める国際運動 振津かつみ」の項に、該当の記載あり。
⑫『内部被曝の脅威 原爆から劣化ウラン弾まで』 肥田舜太郎/著 鎌仲ひとみ/著 筑摩書房 2005 (自館請求記号:493.195)
p145「第4章 被爆は私たちに何をもたらすか 2 劣化ウラン弾は何をもたらすか」の項に、該当の記載あり。
⑬『ユーゴ空爆で使われた劣化ウラン弾が人々を苦しめている』 STOP!劣化ウラン弾キャンペーン/編 実践社 2006 (自館請求記号:559.7)
⑭『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』 木村元彦/著 集英社 2005 (自館請求記号:S316.839)
p112-122「第二章 混迷の中で(2002年) 一 劣化ウランとユーゴスラビアの核」の項に、該当の記載あり。
CiNii(http://ci.nii.ac.jp/ 2022/03/31 最終確認)でキーワード“劣化ウラン”で検索した結果、以下の論文が見つかった。
⑮『非人道的兵器としての劣化ウラン弾 : 戦争と放射線被曝をめぐる生-政治 (科学技術の暴力)』 嘉指信雄 平和研究 / 日本平和学会 編 (48):2018 p.49-68
- 事前調査事項
- NDC
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- 外交.国際問題 (319)
- 社会福祉 (369)
- 軍事施設.軍需品 (395)
- 参考資料
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- 『原子力総合年表』 原子力総合年表編集委員会/編 すいれん舎 2014
- 『原子力問題図書・雑誌記事全情報 1985-1999』 日外アソシエーツ/編 日外アソシエーツ 2000
- 『原子力問題図書・雑誌記事全情報 2000-2011』 日外アソシエーツ/編 日外アソシエーツ 2011
- 『原子力問題図書・雑誌記事全情報 2011-2020』 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 2020
- 『沖縄・米軍基地データブック』 高橋哲朗/著 沖縄探見社 2011
- 『劣化ウラン弾 軍事利用される放射性廃棄物』 嘉指信雄/著 振津かつみ/著 佐藤真紀/著 小出裕章/著 豊田直巳/著 岩波書店 2013
- 『戦火の爪あとに生きる 劣化ウラン弾とイラクの子どもたち』 佐藤真紀/著 童話館出版 2006
- 『ヒバクシャになったイラク帰還兵 劣化ウラン弾の被害を告発する』 佐藤真紀/編著 大月書店 2006
- 『イラク占領と核汚染』 森住卓/著 高文研 2005
- 『イラク湾岸戦争の子どもたち 劣化ウラン弾は何をもたらしたか』 森住卓/著 高文研 2002
- 『戦争はいかに地球を破壊するか 最新兵器と生命の惑星』 ロザリー・バーテル/著 緑風出版 2005
- 『内部被曝の脅威 原爆から劣化ウラン弾まで』 肥田舜太郎/著 鎌仲ひとみ/著 筑摩書房 2005
- 『ユーゴ空爆で使われた劣化ウラン弾が人々を苦しめている』 STOP!劣化ウラン弾キャンペーン/編 実践社 2006
- 『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』 木村元彦/著 集英社 2005
- 『非人道的兵器としての劣化ウラン弾 : 戦争と放射線被曝をめぐる生-政治 (科学技術の暴力)』 嘉指信雄 平和研究 / 日本平和学会 編 (48):2018 p.49-68
- キーワード
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- 劣化ウラン弾
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000315364