レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200129
- 登録日時
- 2021/02/17 00:30
- 更新日時
- 2021/02/17 00:30
- 管理番号
- 0400001963
- 質問
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解決
現在よく伝わっている形の「丑の刻参り」の作法について,呪術的な意味を調べている。
具体的には「白装束」「場所や時間帯」「決して見られてはいけない」などの特徴的な条件は,どのような呪術的な意味を持つのかを知りたい。
- 回答
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関連事項の記載があった資料は以下の通り。
(1)『日本民俗宗教辞典』(東京堂出版 1998)p47
「丑の刻参り」記載あり。人形(ひとがた)の使用について記載あり。
(2)『神秘の道具』日本編(戸部 民夫著 新紀元社 2001)
「丑の刻参り」関連の項目は次の通り。
・p110~111 五徳,鉄輪
・p222~225 人形
・p239 コラム「呪詛の術アイテム」
・p308~309 蝋燭
(3)『呪いのかけ方祓い方』(不二 龍彦著 宝島社 2016)p146~149
「丑の刻参り」概略あり。
(4)『日本怪奇幻想紀行』2之巻(同朋舎 角川書店(発売) 2000.7)p6~28
・p22-25「貴船神社」と「宇治の橋姫伝説」,謡曲『鉄輪』,「丑の時参り」の関係について記載あり。
・p25「丑の時(午前一時から三時)参り」という考えの背景について記載あり。
(5)『呪い方、教えます。』(宮島 鏡著 作品社 2001)p129~145
「丑の刻参り」の歴史・由来(『平家物語』の橋姫伝説,謡曲『鉄輪』等),衣装,時刻,手順について解説。
(6)『日本の呪術』(洋泉社 2014)p34~35
「丑の刻参り」の由来として『鉄輪』の紹介あり。
(7)『呪いの博物誌』(藤巻 一保著 学研 2005)p40~51
「丑の刻参り」のひとつの形態として『太平記』(橋姫伝説と推定される)の紹介あり。
(8)『色彩の歴史と文化』(城 一夫[ほか]著 明現社 1996)p50~51
「白」に関連する事項として「白装束」について記載あり。
(9)『色彩から歴史を読む』(神庭 信幸[ほか]著 ダイヤモンド社 1999)p227~232
婚姻儀礼及び葬送儀礼に見る色彩に関連する事項として「白装束」について記載あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 丑の刻参り
- 白装束
- 呪い
- 呪術
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000293872