レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年08月23日
- 登録日時
- 2021/08/24 14:07
- 更新日時
- 2021/09/28 17:21
- 管理番号
- KYUA-0016
- 質問
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解決
文献によると、九州大学附属図書館に古媽祖像が所蔵されていることになっている。この像を来館閲覧したい。
- 回答
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お知らせいただきました文献【参考資料1】を元に調査しましたところ、該当する像が本学所蔵の『檜垣文庫』に所収されていたことが確認できました。
こちらのコレクションに含まれる民俗資料は、現在当館ではなく本学の総合研究博物館にて保管されております。
お手数をおかけしてしまい誠に恐れ入りますが、ご来学・閲覧につきましては総合研究博物館に直接お問合せいただけますでしょうか。
・九州大学総合研究博物館
http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/index.html
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典拠:
・九州大学総合研究博物館データベース【参考資料2】
です。檜垣元吉コレクションに含まれる資料の情報が画像付きでデータベース化されております。
お探しのものが掲載されているものか確認できかねましたが、ご参考までにお知らせいたします。
・藤田論文【参考資料3】
付図「日本所在の古媽祖像一覧表(2006年6月現在)」に記載があります。
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ほか、ご不明な点等ございましたらおたずねくださいませ。
- 回答プロセス
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1.
高橋論文【参考資料1】の内容を確認。
九州大学附属図書館に所蔵があること以上の情報(分館名や請求記号等)は得られなかった。
2.
高橋論文に典拠として挙げられていた以下の論文について、九州大学附属図書館所蔵品に関連する記述がないか、論文の所蔵館に照会。ページ数や内容に高橋論文とずれがあり、別資料と思われるとの回答。
藤田明良「日本近世における古媽祖像と船玉神の信仰」(中央研究院人社中心亜太區域研究專題中心編『近現代日本社會的蛻變』,2006)
3.
藤田氏のリサーチマップでも、上記藤田論文が公開されていた。確かに論題は一致するものの、高橋論文で引用されている「日本所在の古媽祖像一覧表(2006年6月現在)」「日本列島媽祖信仰参考文献一覧」がない。
4.
藤田氏による論文・参考文献をチェック。別の図書に掲載されている同タイトルの論文【参考資料3】を発見。九大の像についても以下のとおり掲載されていた。
‣所在地:九州大学附属図書館六本松分館
‣像(総高 製作地):媽祖(22.4cm 中国清代)
‣備考:『檜垣文庫』コレクション
5.
・檜垣文庫のうち、考古美術資料は2008年9月に総合研究博物館に移管済。
‣檜垣文庫 附属図書館コレクションページ【参考資料4】
‣檜垣元吉コレクション:民俗資料 九州大学総合研究博物館DB【参考資料2】
- 事前調査事項
- NDC
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- 民間信仰.迷信[俗信] (387 10版)
- 参考資料
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【参考資料1】
高橋誠一「日本における天妃信仰の展開とその歴史地理学的側面 (特集 周縁から見た中国文化)」『東アジア文化交渉研究 』(2), 121-144, 2009-03, http://hdl.handle.net/10112/3232 , (参照 2021-09-27) -
【参考資料2】
檜垣元吉コレクション:九州大学総合研究博物館データベース, http://db.museum.kyushu-u.ac.jp/folkloristics/?wb=gal&cl=15 , (参照 2021-09-28) -
【参考資料3】
藤田明良「日本近世における古媽祖像と船玉神の信仰」(長崎県文化・スポーツ振興部『媽祖に関する調査研究報告書』,2010,p86-107 -
【参考資料4】
檜垣文庫, 九州大附属図書館, https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/collections/higaki , (参照 2021-09-28)
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【参考資料1】
- キーワード
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- 古媽祖像
- 媽祖信仰
- 九州大学
- 九州大学附属図書館
- 九州大学総合研究博物館
- 檜垣文庫
- 檜垣元吉コレクション
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000303573