レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/02/13
- 登録日時
- 2021/04/01 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:41
- 管理番号
- M21021315511781
- 質問
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金太郎飴のようなものがヨーロッパでもあるらしいが、それについて書かれている本はないか。
- 回答
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①『キャンディと砂糖菓子の歴史物語』によると、「イギリスの海辺で売られているロックキャンディは最初に作られたときは「モットーロック」と言われていた。ロックキャンディは次のようにして作る。たとえば、引き飴で作った白い棒状の飴を赤い飴でくるむと断面はアルファベットの「O」になる。この段階では大きな円錐形にまとめ、それを引き伸ばして短く切ると、どのキャンディも断面はきれいな「O」ができる。」と書かれている。また、「断面に文字を出すのはイギリス独自のもののようだが、複雑な模様が出てくるキャンディはほかの地でも作られていた(現在も作られている)」と書かれている。
②『洋菓子用語辞典 : 仏英独=和』の【rock[ロック]】の項目、「〔糖菓〕スイスの棒状のアメ:様々の色を組み合わせ棒状に形づけ、各切口に同一の模様が現れるように作ったもの。」と書かれている。
スペイン発のキャンディショップで金太郎飴を販売している「パパブブレ」について③『スペイン発キャンデー「パパブブレ」の正体 なぜ店舗に人だかりができるのか』(2017年3月8日/東洋経済オンライン)で紹介されている。
④「キャンディーアーティスト菅野清和さん――駄菓子店のワクワク形に、ギンザシックスに「パパブブレ」。」(2017年5月24日/日経MJ(流通新聞))には、「ヨーロッパの伝統的な手作りキャンディーを今の時代に再提案する店がスペイン・バルセロナにできたのが2003年。05年に日本に上陸し、銀座で国内10店舗を数える。」と書かれている。
⑤『地球の歩き方 バルセロナ&近郊の町 : イビサ島/マヨルカ島』には、スペインのバルセロナにある店舗が紹介されている。
「パパブブレ」のホームページは⑥。
⑦『洋菓子百科事典』の「あめざいく 飴細工」の項目には、引き飴細工を意味する「シュクル・ティレ」についての記述があるものの、金太郎飴のようなお菓子については書かれていませんでした。
⑧『西洋菓子 世界のあゆみ』には、「ヌガーの伝播」、「コンペイ糖」の項目はあったが、金太郎飴のようなお菓子については書かれていませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
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①ローラ・メイソン『キャンディと砂糖菓子の歴史物語』 原書房,2018,190p. 参照はp.57-58.
②千石玲子『洋菓子用語辞典 : 仏英独=和』 白水社,1989,377p. 参照はp.231.
③東洋経済オンライン『スペイン発キャンデー「パパブブレ」の正体』
https://toyokeizai.net/articles/-/161271
(2021/2/13 確認)
④「キャンディーアーティスト菅野清和さん――駄菓子店のワクワク形に、ギンザシックスに「パパブブレ」。」『日経MJ(流通新聞)』,2017年5月24日,p.6.
⑤地球の歩き方編集室『地球の歩き方 バルセロナ&近郊の町 : イビサ島/マヨルカ島』 ダイヤモンド・ビッグ社,2020,272p. 参照はp.175.
⑥パパブブレ『パパブブレ-papabubble【公式】』https://www.papabubble.jp/ (2021/2/13 確認)
⑦吉田菊次郎『洋菓子百科事典』 白水社,2016,617p. 参照はp.18-19.
⑧吉田菊次郎『西洋菓子世界のあゆみ』 朝文社,2013,436p. 参照はp.80-81,173-174.
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①ローラ・メイソン『キャンディと砂糖菓子の歴史物語』 原書房,2018,190p. 参照はp.57-58.
- キーワード
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- 飴 金太郎飴 引き飴 西洋 ヨーロッパ キャンディ ロックキャンディ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2021021315561611781
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000296148