レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/08/15
- 登録日時
- 2018/01/20 00:30
- 更新日時
- 2018/01/20 00:30
- 管理番号
- 北方 17-0044
- 質問
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解決
「子供盆おどり唄」の作者は江別市在住だが、江別市発祥と言ってよいか。
- 回答
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当館雑誌記事検索等で、種々ヒット
関連の蔵書を調べたところ、北海道教育史編集委員でもあった野村武雄氏が
「子供盆おどり唄」のルーツについて丹念に調査した結果を、『江別文学 66号』が特集
p77:「『子供盆おどり唄』のあゆみから」の要点
・敗戦後の混乱期に子供のための盆おどりをと世論が高まり、道教委、札幌市教委が
協力し作詞作曲へと進んだ。
・道教委社会教育課藤沢健夫氏等から、教育舞踊家睦哲也氏に、子供盆踊り振付、
歌曲作成と相談を依頼
・この頃、童謡詩人坪松一郎氏は、「子供盆おどりのために」で道教委の内選定を
受けたと推定
その他資料も参照し、坪松氏は江別市在住だったが、道教委の依頼を受けて作詞し、
完成した唄も「北海道教育委員会選定」とあり、江別市発祥ではないことが読み取れる。
『情報図書館だより 293号』では、江別市ゆかりの人物として、坪松氏と藤沢氏を紹介
インターネット
・「『子供盆おどり唄』三重奏 坪松一郎とその人脈をめぐって」
『情報図書館だより 293号』(江別市情報図書館 2014.8)
https://www.lib.city.ebetsu.hokkaido.jp/tdayori/edayoripdf/T201408.pdf
(最終確認日;H29.8.25)
- 回答プロセス
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以下の資料も参考とした。
1 『江別・北広島秘境100選』
(青木 由直∥編著 共同文化社 2008.12 291.562/E 1109346880
「44 『子供盆おどり唄』歌碑」所収)
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388 7版)
- 参考資料
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- 1 江別文学 通巻66号 江別文学懇話会 2004.9 Z301 「特集『子供盆おどり唄』五十年のあゆみ」(野村武雄)所収.p77:『子供盆おどり唄』のあゆみから
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2 文化情報 通巻282号 北海道文化財保護協会 2005.10 Z107 「『子供盆おどり唄』誕生秘話」(野村武雄)所収 -
3 子供盆おどり唄 北海道教育委員会選定 [録音資料] 坪松 一郎∥作詞 山本 雅之∥作曲 キングレコ-ド(発売) 2002.7 T/KO/80 解説リーフレットに、唄ができるまでの記述あり -
4 「子供盆踊り唄」関係資料 P388.9/KO -
1 江別・北広島秘境100選 青木 由直∥編著 共同文化社 2008.12 291.562/E 「44 『子供盆おどり唄』歌碑」所収
- キーワード
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- 子供盆おどり唄
- 江別
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000228808