レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/12/9
- 登録日時
- 2018/03/24 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M17060910187219
- 質問
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明治期の英語教育に尽力した磯辺弥一郎の業績が知りたい。
- 回答
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①『英語教育史資料 第5巻』によれば、「(前略)1882年から1887年まで著訳の業に従事。1888年F.W.Eastlakeと協力して国民英学会を創設、かたわら1894年、雑誌『中外英字新聞』(のち『中外英語』と改題、月2回発行。1923年、関東大震災で廃刊)を出して、多くの俊才を育て、かつまた我が国の英語、英文学の発展のために尽くした。1899年外遊。」とある。
②『東京の各種学校』のp.109から国民英学会の項目があり、静和女塾の教師になった際に明治28年12月20日付けで提出された磯辺弥一郎の履歴書を確認することができる。
また、磯辺弥一郎の人物像や業績については以下に記述がみられる。
③『英語青年 第33集』(参照はp241-245)では、勝俣銓吉郎「磯邊先生の業績」、齋藤勇「嗚呼磯邊翁」、今井信之「磯邊先生のおもひ出」、石川正道「磯邊先生、人及び事業」、澤村寅二郎「磯邊先生と私」が掲載されていて、個々に磯辺弥一郎の業績等を紹介している。
④『英語青年 第39集』(参照はp.61)では、国民英学会を共同で設立したイーストレーキと磯辺の確執について杉村楚人冠が寄稿している。
⑤『英語事始』では、国民英学会の創立とともに磯辺弥一郎を紹介し、『中外英字新聞研究録』を主宰したことで日本の英語、英文学のために尽くしたとその功績について著述している。
⑥『日本の英学一〇〇年 明治編』では、「国民英学会と磯辺弥一郎」との項目があり、国民英学会の創立および創立同年より創刊した『国民英学会英文集』について触れている。
⑦『風狂の記者』では、磯辺弥一郎が創立に携わった国民英学会の実績をまとめた項目を見ることができる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育課程.学習指導.教科別教育 (375 9版)
- 参考資料
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①大村喜吉ほか編『英語教育史資料 第5巻』東京法令出版,1980,479,17p.参照はp.92-93,p.13
②東京都編『東京の各種学校』東京都,1966,237p,参照はp.109-110
③『英語青年 第33集』英語青年復刻版刊行会,1978,435,431p. 参照はp.239-245
④『英語青年 第39集』英語青年復刻版刊行会,1978,431,415p. 参照はp.61
⑤日本英学史学会編『英語事始』エンサイクロペディアブリタニカ(ジャパン)インコーポレーテッド,1976,315p. 参照はp.237-239
⑥日本の英学100年編集部編『日本の英学100年 明治編』研究社出版,1968,514,12p.参照はp.54-57
⑦前山隆著『風狂の記者』御茶の水書房,2002,448p,参照はp65-78
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①大村喜吉ほか編『英語教育史資料 第5巻』東京法令出版,1980,479,17p.参照はp.92-93,p.13
- キーワード
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- 磯辺弥一郎 英語教育
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2017060910131687219
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000232973