レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2021/09/05 11:58
- 更新日時
- 2021/09/17 10:19
- 管理番号
- 2021-8-10
- 質問
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解決
父子家庭についての実態がわかるような統計の資料がみたい。
- 回答
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・国勢調査
『日本統計年鑑第70回』平成12-27年の家族類型別一般世帯数の統計の中に「男親と子供」「女親と子供」の欄があり、父子世帯数の変遷がわかる。
『国勢調査報告 平成27年第2巻その1 人口等基本集計結果』も確認。上記の資料の出典にあたるもの。ここではより詳しく、父子世帯数、父子世帯の人員数や子どもの年齢ごとの父子家庭の世帯数や世帯人員も掲載されている。
『男女共同参画統計データブック2015』では、これらの平成22(2010)年の国勢調査の結果をもとに表を作成し、母子世帯3割、父子世帯6割弱が他の世帯員を含む世帯であるとの傾向を分析している。
・社会生活基本調査報告
『男女共同参画統計データブック2015』には平成23年の調査をもとにして、「母子世帯・父子世帯の高校生の生活時間」について表にまとめられている。ここでは、「仕事時間が長く、学業等の時間は高校生の75%である」との見解あり。
※e-Startに社会生活基本調査報告が掲載されており、上記図書資料のもとになった統計など、父子家庭の生活時間の実態がわかる最新の統計をみることができる。
・国民生活基礎調査
『国民生活基礎調査令和元年』では、父子家庭の父の年齢や仕事についての調査結果が掲載されている。
『日本子ども資料年鑑2021』には、母子・父子推計世帯数の推移が「国民生活基礎調査」より引用されている。
・世帯動態調査
『現代日本の世帯変動 第7回世帯動態調査』では、現在と5年前の家族類型の変化が分かる資料や男親と子供から成る世帯にいる者の年齢の分布も確認できる。
・全国母子世帯等調査/全国ひとり親世帯等調査
『子育て支援データ集 2006年版』では、平成15年の調査より父子世帯になった理由別世帯数の推移、父子家庭になった時の父の年齢と末子の年齢、家族の人数、住居の状況、父子家庭になる前の就業状況、仕事内容、親の帰宅時間、収入状況、保育状況、公的制度等の利用状況、相談相手の有無や困っていること等生活実態に焦点をあてた平成15年の調査の細やかな結果を見る事ができる。『日本人の子育て・教育を読み解くデータ総覧 2006』でも、2003年実施の調査をもとにした、父子世帯になった理由や困っていることについてのまとめたデータがあり、「母子世帯とは悩みの内容が若干違う」ことに言及している。
『男女共同参画社会データ集 2015年版』でも平成23年実施の調査結果をまとめたひとり親家庭の主要データとして、母子世帯と父子世帯の比較表がありわかりやすい。また、父子家庭の就業状況についてのグラフもあり。
『男女共同参画統計データブック2015』では、平成23年実施の調査での母子世帯と父子世帯の世帯収入や就労収入、就業地位別就労収入などの比較表が掲載されている。
『男女共同参画白書』では、母子世帯数及び父子世帯数の2016年までの5年ごとの推移がわかるグラフがあり、養育費の受給状況が分かるグラフも掲載されている。
『日本子ども資料年鑑2021』にも母子・父子世帯数の推移やひとり世帯になった理由、ひとり親世帯の悩み・困っていること、就業状況、収入、離別の相手に子どもを面会させるかの取り決めやその理由についてなどがこの平成28年の調査から引用され掲載されている。
・地域児童福祉事業等調査
『地域児童福祉事業等調査報告 平成18年』では、保育所利用の世帯数、世帯構造によって、希望してから入所までどれくらいの期間がかかったか等が読み取れる資料となっている。
・名古屋市「2003年ひとり親世帯等実態調査」
『社会福祉・ボランティア統計データ集 2005年版』では、ひとり親世帯別比較、名古屋市の施策で要望すること、相談内容について期待すること等のデータが掲載されている。
・子育て世帯全国調査
『日本子ども資料年鑑2021』には、世帯類型別年間収入の推移のグラフが掲載されている。
・福祉行政報告例
『日本子ども資料年鑑2021』に、世帯類型別児童扶養手当受給者数を不定期な間隔ではあるが、昭和38年度から平成30年度までの推移がわかるようになっている。また、同じく世帯類型別児童扶養手当受給者数を都道府県別にもまとめられている。
・国際的な視点
『男女共同参画白書令和3年版』に、大人が一人子どもがいる世帯の貧困率の国際比較表がある(OECD,Family database“Child Poverty”2020.12閲覧して作成)。
『日本子ども資料年鑑2021』上記と同じ比較表の『令和2年版男女共同参画白書』から引用されたものがに掲載されている。
『男女共同参画統計データブック2015』では、OECDの基準をもとに、平成25年国民生活基礎調査結果を「大人1人で子どもがいる現役世帯の貧困率は、54.6%で大人2人がいる世帯に比べて4.4倍高いと指摘している。
『統計でみる日本 2021』では、日本と欧米諸国の母子世帯はひとり親世帯の8~9割と考察されている。
- 回答プロセス
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『日本統計年鑑』『日本子ども資料年鑑』を手始めに、総務省・厚生労働省が行った調査、また福祉関係、教育、男女共同参画問題関連の統計データを中心に資料を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (351)
- 家族問題.男性.女性問題.老人問題 (367)
- 社会福祉 (369)
- 参考資料
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総務省統計局 編集 , 総務省統計局. 日本統計年鑑 第70回(2021)『. 総務省統計局, 2020.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I100904870-00 -
総務省統計局 編 , 総務省統計局. 国勢調査報告 平成27年 第2巻 その1. 総務省統計局, 2017.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I075040455-00 -
日本能率協会総合研究所マーケティング・データバンク 編 , 日本能率協会総合研究所. 官庁統計徹底活用ガイド 2005年版. 生活情報センター, 2005.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007902094-00 , ISBN 4861262143 -
男女共同参画統計研究会 編 , 男女共同参画統計研究会. 男女共同参画統計データブック : 日本の女性と男性 2015. ぎょうせい, 2015.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026384946-00 , ISBN 9784324099315 -
内閣府男女共同参画局 , 内閣府 , 内閣府男女共同参画局 , 内閣府. 男女共同参画白書 令和3年版. 勝美印刷, 2021.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I105174630-00 , ISBN 9784909946256 -
国立社会保障・人口問題研究所 編集 , 国立社会保障人口問題研究所. 現代日本の世帯変動 : 第7回世帯動態調査 : 2014年社会保障・人口問題基本調査. 厚生労働統計協会, 2016.
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生活情報センター編集部 編 , 生活情報センター (2002年). 子育て支援データ集 2006年版. 生活情報センター, 2006.
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男女共同参画社会データ集 2015年版. 三冬社, 2015.
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日本統計協会‖編集 , 日本統計協会‖編集. 統計でみる日本 2021. 日本統計協会, 2021.
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母子愛育会愛育研究所‖編 , 母子愛育会愛育研究所‖編. 日本子ども資料年鑑 2021. KTC中央出版, 2021.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I102573335-00 , ISBN 9784877583859
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総務省統計局 編集 , 総務省統計局. 日本統計年鑑 第70回(2021)『. 総務省統計局, 2020.
- キーワード
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- 実態
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000304284