レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20181107
- 登録日時
- 2020/03/17 00:30
- 更新日時
- 2020/03/17 16:32
- 管理番号
- 中央-2019-27
- 質問
-
解決
日本の古代において、老人のイメージはどのようであったか。また、どのように扱われていたか。
- 回答
-
都立図書館の蔵書検索や雑誌記事検索を<老人><高齢者><歴史><古代>等のキーワードで調査し、該当した資料を調査した。
資料1
p.3-12「第一部 老人福祉の歴史 前史 一 古代の老人救済」
養老律令における老人救済や老人介護、仏教による老人福祉施策等をまとめている。
資料2
p.35-52「切り捨てられた「老い」 『万葉集』の中の家族」(奥田尚)
『万葉集』の歌から当時の家族のイメージや情感をまとめた上で、老いを扱った歌を挙げ、分析している。
資料3
p.19-25「第二章 古代中世の痴呆老人 二 老いの両義性と否定される痴呆」
『源氏物語』や『落窪物語』等の記述を挙げて、古代中世の老いや痴呆に対するイメージをまとめている。
以下の情報1、資料4は各URLからインターネット上で閲覧できる。
情報1
雑誌『法政論叢』52巻1号 日本法政学会 2016
p.87-102「日本の老人擁護の歴史における高齢者虐待防止要因 : 古代から江戸時代まで」(山本克司)(https://doi.org/10.20816/jalps.52.1_87 最終アクセス日:2019年12月27日)
p.88-91「第2章 古代における老人擁護」およびp.91-94「第3章 第1節 平安時代の文献から考察する老人擁護」で、古代から平安時代末期までの日本における老人擁護手段をまとめている。
資料4
p.137-152「社会との関係の中で生きる「高齢者」 : その現代的問題と臨床心理学的援助に関する一考察」(深澤龍永)
(https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DO003600006528 最終アクセス日:2019年12月27日)
『続日本紀』や『枕草子』、『源氏物語』等における高齢者への言及に触れながら、日本における「高齢者」とそのイメージの変化について取り上げている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 社会学 (361 9版)
- 社会福祉 (369 9版)
- 参考資料
-
- 【資料1】日本老人福祉史 / 百瀬孝著 / 中央法規出版 / 1997.12<3692/4202/97>
- 【資料2】アジア、老いの文化史 青春との比較において / 追手門学院大学東洋文化研究会編 / 新泉社 / 1997.2<3616/3386/97>
- 【資料3】痴呆老人の歴史 揺れる老いのかたち / 新村拓著 / 法政大学出版局 / 2002.7<493.7/5334/2002>
- 【資料4】雑誌:仏教大学大学院紀要 / 36号(2008年3月) / 仏教大学学術委員会/編 / 仏教大学大学院 / 2008.3
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000275934