レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/01/10
- 登録日時
- 2022/02/25 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:42
- 管理番号
- M22011010515141
- 質問
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漫画『あしたのジョー』の登場人物である力石徹が作品中で亡くなった際に、実際に告別式が行われたと聞いた。どのようなものだったか分かる資料が見たい。
- 回答
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①『あしたのジョー、の時代』の第一章には、「力石徹との対決」の項があり、「力石徹告別式」として週刊少年マガジン編集部に読者から力石への惜別と哀悼の声が多数届いたことから、演劇実験室「天井桟敷」が主催して告別式を行ったことや、式の日時、場所、参列者や内容について詳しく書かれている。また、式のチラシや遺影のイラスト、当日の写真なども掲載されている。
②『あしたのジョーコンプリートブック』には、式の日時や参列者、「少年マガジン」に掲載されたチラシや特集記事が紹介されている。
③『『あしたのジョー』とその時代』の第一章には、「力石の突然の死と挙行されたその告別式」の項があり、雑誌連載の中で力石が死ぬと読者から編集部に弔電が寄せられたり香典が送られてきたりしたことなど、告別式に至った経緯に関する記述があり、告別式当日の様子も細かく書かれている。
④『メディア文化を社会学する』の第三章には、「三『あしたのジョー』における男同士の絆」という項があり、日時や場所に加え「朝日新聞」が告別式について事前報道を行ったことや、寺山修司の弔辞の一部が掲載されている。
⑤『寺山修司劇場美術館』第2章「あゝ、荒野」には、葬儀会場の写真とともに寺山修司の弔辞全文が掲載されている。
⑥『昭和の都市伝説』の第三章には「キミは力石徹の告別式を憶えているか!?」の項があり、“前代未聞の告別式”として式を紹介し、当日の様子や行われたパフォーマンス、開催に関わった人物について綴られている。
⑦『朝日新聞』に告別式の事前報道が掲載されている。
⑧『朝日新聞』の東京版に当日の様子を取材した記事が掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会学 (361 9版)
- 参考資料
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①練馬区立美術館『あしたのジョー、の時代』 求龍堂,2014,191p. 参照はp.122-123.
②『1週間』編集部『あしたのジョーコンプリートブック』 講談社,2010,157p. 参照はp.135.
③森彰英『『あしたのジョー』とその時代』 北辰堂出版,2016,274p. 参照はp.33-35.
④高井昌吏、谷本奈穂『メディア文化を社会学する』京都 世界思想社,2009,14,304p. 参照はp.71.
⑤『寺山修司劇場美術館』 パルコエンタテインメント事業局,2008,215p. 参照はp.32-33.
⑥並木伸一郎『昭和の都市伝説』 経済界,2007,241p. 参照はp.183-186.
⑦「まさにマンガ、頭にきたか 時代への不満のあらわれ」『朝日新聞』1970.3.14,朝刊,p.16.
⑧「“力石徹の死”いたむ」『朝日新聞』1970.3.25,東京朝刊,p.16.
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①練馬区立美術館『あしたのジョー、の時代』 求龍堂,2014,191p. 参照はp.122-123.
- キーワード
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- 漫画
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2022011010512715141
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000312557