レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年7月2日
- 登録日時
- 2017/10/07 14:09
- 更新日時
- 2017/10/11 15:27
- 管理番号
- 2017.10-01
- 質問
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解決
終戦についての新聞報道のされ方が、戦後どのように変遷したかを知りたい。「降伏」や「敗戦」という言い方から、「終戦」に変わったように思う。
- 回答
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■百科事典で概要を知る
『日本大百科全書 11 2版 して-しようし』(小学館 1994年)
「終戦記念日」の項目に、日本がポツダム宣言を受諾し無条件降伏した八月十五日に、一九六三年以降毎年「全国戦没者追悼式」が行われていたが、一九八二年の閣議決定でこの日が「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とされたとの記述がある。
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『八月十五日の神話:終戦記念日のメディア学』(佐藤 卓己/著 筑摩書房 2005年)
第一章「降伏記念日から終戦記念日へ」で、戦後日本の教科書や新聞・書籍での「八月一五日」の扱いについて、諸外国の状況とも対比しながら論じている。
『メディア社会:現代を読み解く視点』(佐藤 卓己/著 岩波書店 2006年)
第3章「メディアと『記憶』」で、国際標準の「終戦記念日」は降伏調印の行われた九月二日であること、日本で「八・一五終戦記念日」の記憶が定着するのは占領が終わって「九・二降伏記念日」が忘却された一九五五年の「終戦一〇周年イベント」からであること等の指摘がある。
『メディア史を学ぶ人のために』(有山 輝雄/編 竹山 昭子/編 世界思想社 2004年)
第10章「敗戦とメディア」で、戦争中は内務省・情報局の統制の下にあった新聞各紙の敗戦直後の状況から、その後のGHQによる統制や新興紙等への流れを取り上げている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会学 (361)
- 参考資料
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小学館編. 日本大百科全書 11 して-しようし 二版 二版. 小学館, 1994-01.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000015984-00 , ISBN 4095261110 -
佐藤卓己 著 , 佐藤, 卓己, 1960-. 八月十五日の神話 : 終戦記念日のメディア学. 筑摩書房, 2005. (ちくま新書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007835466-00 , ISBN 4480062440 -
有山輝雄, 竹山昭子 編 , 有山, 輝雄, 1943- , 竹山, 昭子, 1928-. メディア史を学ぶ人のために. 世界思想社, 2004.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007590494-00 , ISBN 4790710807 -
佐藤卓己 著 , 佐藤, 卓己, 1960-. メディア社会 : 現代を読み解く視点. 岩波書店, 2006. (岩波新書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008225272-00 , ISBN 4004310229
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小学館編. 日本大百科全書 11 して-しようし 二版 二版. 小学館, 1994-01.
- キーワード
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- 終戦
- 敗戦
- 降伏
- 新聞
- 報道
- メディア
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000222865