レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/10/10
- 登録日時
- 2022/02/25 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:42
- 管理番号
- M21112511015097
- 質問
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ブルネイに税金は無いと聞いたが本当か。国の収入は何か。
- 回答
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①『はじめての東南アジア政治』の第1部第2章「潤沢な石油収入に支えられるブルネイの非民主制」では、「政治体制が安定している背景には、GDPの約6割を占める石油・天然ガス収入によって国家財政が支えられており、国民の租税負担はなく、公共支出による高い福祉が実現しているという事情もある。ただし、ブルネイ政府は、近年の石油価格の下落に伴い、石油やガスに依存した経済を多様化させる必要を痛感している。」と説明している。
②『地球の歩き方 D19 マレーシア ブルネイ』では、次のように述べられている。
「給与平均は東南アジアいち、個人所得税はなく、教育費、医療費は無料。公共料金も住宅ローンの金利も安い。」「この豊かな国を支えているのが、沖合でとれる原油と天然ガスだ。そして、その大部分が日本に輸出されている。」
③『東南アジア現代政治入門』の第10章「ブルネイ」では、「国家が国民に対して施してきたアメとムチ」のアメの説明として下記のように述べられている。
「国民が享受する高所得(1人当たりのGDPはアジアではシンガポールと日本に次ぐ)と高福祉(所得税免除、教育・医療の無償化、低価格住宅の大量供給など)を指し、さらに約7割の国民が公務員として雇用され種々の恩恵を得ている点(これも広い意味で福祉の一部といえる)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 財政史.事情 (342 9版)
- 参考資料
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①増原綾子,鈴木絢女,片岡樹,宮脇聡史,古屋博子『はじめての東南アジア政治』有斐閣,2018,302p.参照はp.37-38.
②地球の歩き方編集室『地球の歩き方 D19マレーシアブルネイ2020~2021年版』ダイヤモンド・ビッグ社,2019,416p.参照はp.360.
③清水一史,田村慶子,横山豪志『東南アジア現代政治入門』ミネルヴァ書房,2018,320p.参照はp.239-240.
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①増原綾子,鈴木絢女,片岡樹,宮脇聡史,古屋博子『はじめての東南アジア政治』有斐閣,2018,302p.参照はp.37-38.
- キーワード
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- ブルネイ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2021112511045715097
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000312530