レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/6/27
- 登録日時
- 2020/12/19 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:41
- 管理番号
- M20070916410695
- 質問
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頼山陽が「山国谷」と呼ばれた地名を中国風に称して、「耶馬渓」と名付けたそうだが、そのことについて書かれているものはあるか。
- 回答
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①『日本地名大辞典 第6巻』の耶馬溪の項目には、「耶馬溪の名称は頼山陽によりて與へられたる雄號なり」と記載されている。
②『耶馬渓紀行』のまえがきには、「頼山陽が当時「山国谷と呼ばれていた地名の「山」に「耶馬」の文字をあて、「耶馬渓山天下ニ無シ(耶馬渓ほどの絶景は天下に二つとない)」と詠んだことが「耶馬渓」の地名の由来といわれています。」と記載されている。また、注(21)の頼山陽の説明には、「頼山陽(一七八〇~一八三二)。江戸時代の漢学者、歴史家。文政元年(一八一八)、耶馬渓を訪れ、景観に心を奪われて絵と漢詩からなる「耶馬渓図巻記」を記した。」と記載されている。
③『日本の湖沼と渓谷』「頼山陽と僧禅海」の項には、「『蜂容面面看るを趁うて殊なり/耶馬の渓山天下に無し/安んぞ彩毫董巨の如きを得て/生?一丈横圖を作さん』 文政元年(一八一八)、九州遊行の途次にこの地を歩いた頼山陽によってこのように絶賛され、中国風の命名とともに「瀬戸内無双の景勝」として広く世に紹介された」 と記載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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『日本地名大辞典 6巻』 日本図書センター,1996,4955~5854p. 参照はp.5558.
田山花袋『耶馬渓紀行』 図書出版のぶ工房,2018,261p. 参照はp.28.
『日本の湖沼と渓谷 12』 ぎょうせい,1987,175p. 参照はp.148.
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『日本地名大辞典 6巻』 日本図書センター,1996,4955~5854p. 参照はp.5558.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2020070916495210695
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000290971