レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/04/03
- 登録日時
- 2016/10/24 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:34
- 管理番号
- M11040314409431
- 質問
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玉島黒崎にある恵池に、西山拙斎が書いた文を碑にしたものがあるらしいが、どのような文か知りたい。
- 回答
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資料①『関西の孔子 西山拙斎』(第6章晩年の拙斎)によると、拙斎が天明ごろ、黒崎村の沙美浦を訪れた時、この地の人々の純朴・勤勉さに心を打たれ、長詩を作った。この詩に感じ入った代官が、幕府に上申したところ、幕府は白銀20錠を沙美浦の人々に与えた。この褒金を浪費してはいけないと、地域の人々が池を掘り、これを恵池と名付けたという。さらに碑文を拙斎に請うて池の畦に樋を建てた。碑文の大意は、「恵みの資金によって築かれた池水によって、土地は肥えよろこばしいことである。これはひとえにお上と代官のお陰によるものであり、いつまでも池を大切にし、子孫に伝えてほしい」、とある。また、資料②『玉島の景観と文化』に「恵池碑」として碑文が掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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①朝森要『関西の孔子西山拙斎』岡山 山陽新聞社,1998,参照はp.114-116.
②森脇正之『玉島の景観と文化』倉敷 玉島文化協会,1977,参照はp.60.
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①朝森要『関西の孔子西山拙斎』岡山 山陽新聞社,1998,参照はp.114-116.
- キーワード
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- 西山拙斎
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2011040314410409431
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000198692