レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/07/02
- 登録日時
- 2011/06/01 02:07
- 更新日時
- 2024/03/30 00:34
- 管理番号
- M10101410157539
- 質問
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「瀬戸内海」という名称の由来が知りたい。
- 回答
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『瀬戸内海事典』には、「瀬戸とは迫門(せと)、狭門(せと)、湍門(せと)で、海峡を意味し、瀬戸内海は海峡の内側の海をさしている」と記載がある。さらに、「瀬戸内海」の語は欧米人が呼んでいた「The Inland Sea」の翻訳語として明治初年ごろから用いられはじめたということや、瀬戸内海というまとまった海域概念が誕生したのは明治時代の後期であるという内容が書かれている。『角川日本地名大辞典;33;岡山県』では、「兵庫県明石と淡路島との間の明石海峡(明石の瀬戸)から西を内(うち)といい、瀬戸内の名称はこれに由来する」と記載されている。『日本大百科全書;13』では、「西端は早鞆ノ瀬戸(関門海峡東部)、南西端は速吸瀬戸(豊予海峡)、南東部は友ヶ島水道(紀淡海峡)と鳴門瀬戸(鳴門海峡)の狭隘な瀬戸によって外界に通じ、これら四瀬戸の内側の意をもって、瀬戸内あるいは瀬戸内海とよばれてきた」と記載されている。瀬戸内海研究の先駆者である小西和の『瀬戸内海論』には、以上の内容と同様と思われる記述が文語体で記されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 北川建次〔ほか〕編『瀬戸内海事典』南々社,2007年,590p.参照はp.52-54.「角川日本地名大辞典」編纂委員会編『角川日本地名大辞典
- 33
- 岡山県』角川書店,1989,1814p.参照はp.634.『日本大百科全書
- 13
- すけ-せん』小学館,1987年,883p.参照はp.638-641.小西和著『瀬戸内海論』〈明治44年刊の複製〉名著出版,1973年,986,14p.参照はp.25-29.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2010101410180957539
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000086971