レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年06月25日
- 登録日時
- 2020/01/23 09:38
- 更新日時
- 2020/08/24 15:41
- 管理番号
- 埼熊-2019-099
- 質問
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解決
『邪神記』(竹内健著 現代思潮社 1976)で、「小杵」と同一人物ではないかと考察されている「武蔵国造土師連男塩」について知りたい。
- 回答
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以下の資料を提供した。
1 図書
『系図研究の基礎知識 家系に見る日本の歴史 第1巻 序章・古代・中世1』(近藤安太郎著 近藤出版社 1989)
p476「五日市の阿伎留神社の神主家は阿留多伎氏といい、土師連男塩に出るということから、菅原氏の旧姓土師氏の一族が、古くから多摩郡に広まっていたのであろう。」とあり。
2 雑誌
大谷光男著「式内社阿伎留神社の周辺と宮司阿留多伎家の土師氏系図の紹介」(『二松学舎大学東アジア学術総合研究所集刊 38』p135-154 二松学舎大学東アジア学術総合研究所 2008.3)
p145-151「土師氏系図(阿留多伎家蔵)」に「武蔵国造土師連男鹽」についての記述あり。
菱沼勇著「武蔵野の古社」(『武蔵野 第59巻2号』p128-133 武蔵野文化協会 1918.10)
p130「阿伎留(アキル)神社(中略)当社の神主家の祖先は、土師連男塩と称する古墳時代の豪族であって、現在の宮司の阿留多伎氏は、その七十何代目かの子孫で家系もととのっているから、当社も古い起源を有することが推定されるのである。」とあり。
3 インターネット情報
《国会図書館デジタルコレクション》『武蔵国式内社の歴史地理』(菱沼勇著 菱沼勇著書刊行会 1966)p238-242 「12 多摩川流域の式内社 (2)阿伎留神社」の項(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3006178 国会図書館)130-132コマ 国立国会図書館/図書館送信参加館内公開
p241に武蔵野国造・土師連男塩についての記述あり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈土師氏〉〈土師連〉〈小杵〉で検索する。
2 参考図書及びNDC分類〈288〉の棚を確認する。
3 《Google ブックス》(http://books.google.co.jp/ Google)を〈土師連男塩〉で検索する。
4 《国会図書館デジタルコレクション》(http://dl.ndl.go.jp/ 国会図書館)を〈阿伎留神社〉で検索する。
5 《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)を〈土師氏〉で検索する。
6 『日本古代の氏族と天皇』(直木孝次郎著 塙書房 1964)p9-38「土師氏の研究」の参考文献を確認する。
7 《国会図書館サーチ》(http://iss.ndl.go.jp/ 国会図書館)を〈土師氏〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年6月25日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 参考資料
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- 『系図研究の基礎知識 家系に見る日本の歴史 第1巻 序章・古代・中世1』(近藤安太郎著 近藤出版社 1989) , ISBN 4772502688
- 『二松学舎大学東アジア学術総合研究所集刊 38』(二松学舎大学東アジア学術総合研究所 2008)
- 『武蔵野 第59巻2号』(武蔵野文化協会 1918)
- キーワード
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- 埼玉県-歴史-古墳時代
- 土師連男塩(ハジノムラジオシオ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 歴史 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000272836