レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/07/26
- 登録日時
- 2017/11/30 00:30
- 更新日時
- 2017/12/01 17:45
- 管理番号
- 所沢富岡-2017-008
- 質問
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解決
「旗」(布・紙)の成り立ちについて知りたい。
- 回答
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以下の資料に記載があります。
〇『世界大百科事典 22』 平凡社 1988年
〇『図説国旗の世界史』 辻原康夫/著 河出書房新社 2003年
〇『紋章が語るヨーロッパ史』 浜本隆志/著 白水社 1998年
- 回答プロセス
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所蔵資料の内容確認
〇『世界大百科事典 22』平凡社 1988年
p549日本の記述あり。古くは旗は神を招き祭るものでもあった。幡とも書き神祭以外に仏教行事にも用いられる。
p550に中国の記述あり。中国では旗(き)または旌旗(せいき)などと書く。漢代の字書や後世の類書には武器類に分類されており軍隊では必須であった。軍隊のみならず、人々の集合や遠行・祭事や神おろし、貴族や高官の葬送などにも用いられた。
p550~551にヨーロッパの記述あり。ヨーロッパでは形状や用途によってスタンダードstandard・バナーbanner・エンサインensign・ペナントpennantなど様々な呼名がある。装飾・信号などの機能があるものの権威の象徴となりやす傾向がある。また紋章と関連して発達した。起源としては布片に限らず、象徴的なものを槍や棒などの先端に付ける風習であるらしい。
〇『図説国旗の世界史』 辻原康夫/著 河出書房新社 2003年
p6~8旗の起原・旗の発展の概説あり。
p66現存する最古の旗と言われる「ダンネブロ」について記載
〇『紋章が語るヨーロッパ史』 浜本隆志/著 白水社 1998年
p22~24 ヨーロッパの紋章と旗との密接な関わりについて記述あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 参考資料
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- 世界大百科事典 22 平凡社 1988.4 031
- 図説国旗の世界史 辻原康夫/著 河出書房新社 2003.12 288.9 4-309-76039-2
- 紋章が語るヨーロッパ史 浜本隆志/著 白水社 1998.6 288.6 4-560-02811-7
- キーワード
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- 旗
- 幡
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000225630