レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年9月9日
- 登録日時
- 2017/03/29 00:30
- 更新日時
- 2018/09/15 09:40
- 管理番号
- 県立長野-16-173
- 質問
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解決
木曽の代官職にあった山村甚兵衛の従兄弟の山村甚右衛門良央(タカオキもしくはタダオウ)の俸禄が 1500石 と記されている資料はあるか。
- 回答
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不明。
名古屋市立鶴舞図書館が、尾張藩関係の分限帳を所蔵しており、マイクロフィルムで利用提供しているので、これを紹介する。
- 回答プロセス
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1. 『木曽福島町史』第1巻 木曽福島町教育委員会 木曽福島町 1982【N234/76/1】で山村家の系図及び事績を確認する。問い合わせの「山村甚兵衛」は山村家当主が代々名乗る名前のようで、実際に何代目を指しているのか確認できない。山村家は家康の代から大政奉還まで、代官職にあった。
2. 『長野県史』近世史料編 第6巻中信地方 長野県編・刊 1979 【N209/11/9】で、分限帳を見るが、「甚右衛門良央」の記載は確認できない。『信濃史料 索引』信濃史料刊行会編・刊 1972 【N208/282/31】にも記載がない。
3. 『木曽福島関所』木曽教育会 文献出版 1977 【N234/59】にも確認できない。
4. 『寛政重修諸家譜』続群書類従完成会 1980- 【N288.2/タミ】で山村家を確認する。傍系も記載があるが、「甚右衛門良央」の記載は確認できない。『系図纂要』宝月圭吾監修 名著出版 1975 【N288.2/ケイ】でも確認できなかった。
5. googleで「山村」「良央」をand検索する。「半蔵流嵯峨源氏・渡辺氏」という個人のサイトのコンテンツに「尾張藩重臣」【最終確認2018.9.1】があり、ここに「山村甚右衛門良央 千五百」が挙げられていた。この一覧表の出典として、『尾府武鑑』が挙げられていたため、これを探すが、当館では未所蔵。また、『士林沂洄』区分として「幕下御附属衆」と書かれていたため、幕府の武鑑を検索する。
6. 『文化武鑑』柏書房 1981- 【281.03/ブン】,『文政武鑑』柏書房 1983- 【281.03/ブン】を見るが、確認できない。『尾府武鑑』もCiNii, NDLサーチ でも所蔵館は確認できない。NDLデジタルコレクションで検索してもヒットしない。『国書総目録』岩波書店 1989-【025.1/コク】で「尾府武鑑」をみると、国立国会図書館支部岩崎文庫と名古屋市立鶴舞図書館に写本があることがわかる。
7. 名古屋市立鶴舞図書館のウェブサイトで貴重書等の『尾府武鑑』を探すとマイクロ資料としてヒットした。
8. 当館所蔵の『愛知県史 資料編21 近世』愛知県史料編さん委員会 愛知県 2014 【215.5/アイ/2-21】に7の資料群が所収されていないか探したが、確認できなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 8版)
- 日本 (281 8版)
- 中部地方 (215)
- 参考資料
- キーワード
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- 山村氏
- 山村甚兵衛
- 山村良央
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000213342